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三重県亀山市 東海道「関宿」 間口が狭く奥行きの長い敷地 主屋は低い二階建の町屋

町名は「伊勢鈴鹿の関」の「関」に由来

長い奥行きのため効果的に中庭が造られており、明と暗のコントラストが非常に美しい。

東名阪道亀山インターより、国道1号を西に向かうと左手に道の駅「関宿」があり、道路はさんだ向かい側が関宿の入口。奥に駐車場があるので車でも行ける。関宿は、重要伝統的建造物群保存地区であり、木崎・中町・新所・北裏の4つの地区に分かれる。国道から駐車場へ向かうときに町並みを横断するが、その辺りが関宿のほぼ中央に位置する中町で、西を見ると鈴鹿の山々が正面に見え、関宿の最も美しい町並み景観のひとつであろう。

ここの町屋は間口が狭く奥行の長い敷地で、各家の主屋は低い二階建で、街道に面して余地を残さず建てられている。そのひとつで関まちなみ資料館に入るとわかるが、主屋の背後には角屋(つのや)、離れ、土蔵・納屋などが並び、間取は通り土間に沿って居室が一列 に並ぶ形式だ。内部には街道の全家屋が1軒ずつ写真に撮られ、それをつなげて全体がわかるような展示がある。数えてみる約400戸余りの町屋が表通りに軒を連ねている。

もうひとつ、関宿旅籠玉屋歴史資料館は大きめ家屋だ。江戸時代の旅人の様子がよく伺える。散策途中に薬屋さんが改築工事を行っていた。お話を聞くと歴史的建造物を守り伝えていくために、保存修復 工事を行っているそうだ。新しい建物についても、周囲の町並みと調和するよう様式などに基準を定めているそうだ。次回訪れたとき、どのようになっているか楽しみだ。(取材日:2006年10月11日)

知 関まちなみ資料館の土間にあった非常に珍しい木製の自転車。おそらく明治時代のものと思われる。

関まちなみ資料館の土間にあった非常に珍しい木製の自転車。おそらく明治時代のものと思われる。

食 「関の小万茶屋」のぜんざい(600円)は自家製のぜんざいに抹茶、煎茶、季節の漬物付。ぜんざいのうまさはいうまでもないが、漬物のうまさも天下一品。

「関の小万茶屋」のぜんざい(600円)は自家製のぜんざいに抹茶、煎茶、季節の漬物付。ぜんざいのうまさはいうまでもないが、漬物のうまさも天下一品。

調 関を代表する旅篭の「宿旅篭玉屋歴史資料館」。長い奥行きの向こうには広重の浮世絵展示の蔵もある。

関を代表する旅篭の「宿旅篭玉屋歴史資料館」。長い奥行きの向こうには広重の浮世絵展示の蔵もある。

行

◎車の場合/国道25号(名阪国道)関ICから車で3分
◎電車の場合/JR関西本線関駅より徒歩1分

亀山市関町中町482(関まちなみ資料館)
亀山市関町中町444-1(関宿旅籠玉屋歴史資料館)


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取材担当者から

「関まちなみ資料館」2階には、町の一軒ずつの家を正面から撮影して、その写真をつなぎ合わせた展示がある。天井が低いので少しかがむようなイメージで観なければならないが、とてもユニークでおもしろい。でも、町並みが「生活の場」である人の存在と努力もその写真からうかがえる。とてもいい展示だと思う。

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