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岐阜県 高山市 新穂高温泉郷 名作「氷壁」にも登場する神秘の山々、穂高連峰

アルピニストの憧憬穂高の山々を望む

第2ロープウェイで約7分、山頂の西穂高口駅へ。そそり立つ穂高連峰は見る者の言葉を、心を奪う。

かの有名な作家、井上靖の山岳小説「氷壁」。主人公の魚津恭太が前穂高岳東壁を登攣中に、パートナーの小坂が滑落。魚津と小坂を結ぶナイロンザイルが突然切れてしまうという実際にあった事件をモデルにした小説だ。この舞台となった穂高連峰を訪ねてみた。

めざすは新穂高温泉郷。まずは小説の中で魚津が泊まったとされる温泉宿を訪ねる。そそりたつ雄大な北アルプスを背に、ひなびた風情をかもし出す湯宿は小説の舞台そのものだ。宿のそばには温泉の足湯や飲泉場もあり風情満点。その後は天に向かってそびえる槍ヶ岳を望みながら新穂高ロープウェイへと向かう。

北アルプスの大パノラマを楽しめる新穂高ロープウェイ。山麓の駅からロープウェイを乗り継いで標高2156mの西穂高口駅まで、しばしの天空の旅が楽しめる。第1ロープウェイの到着駅、鍋平高原駅には散策ができる高原や温泉が、山頂の西穂高口駅には展望台や千石園地があり、新穂高温泉郷屈指の観光スポットとしても人気だ。

山頂から望む穂高連峰はまさに言葉を失うほどの絶景だ。ダイナミックで壮観な山々を見ていると、主人公の魚津と小坂の壮絶なシーンを思い出さずにはいられない。

再びロープウェイに乗り、新穂高温泉駅へ。ふもとにはアルピニスト御用達の温泉浴場や立ち寄り入浴スポットが点在する。タオル片手にぶらっと立ち寄ってみたい。(取材日:2006年9月23日)

買 西穂高口駅名物の岩茸。山頂名物とあって、多くの人がおみやげに購入していく。甘辛く煮付けた岩茸は酒の肴によし、混ぜごはんによし、と活躍の場も多い。

西穂高口駅名物の岩茸。山頂名物とあって、多くの人がおみやげに購入していく。甘辛く煮付けた岩茸は酒の肴によし、混ぜごはんによし、と活躍の場も多い。

食 食新穂高温泉駅にある売店では温泉玉子を販売。アツアツの温泉でゆでた玉子は格別のうまさだ。またバスターミナル付近では温泉が噴き出る岩も見かける。

食新穂高温泉駅にある売店では温泉玉子を販売。アツアツの温泉でゆでた玉子は格別のうまさだ。またバスターミナル付近では温泉が噴き出る岩も見かける。

食 西穂高口駅で販売する飛騨牛コロッケ。サクサクでじゃがいもの甘みと肉のうま味がぎっしり、小腹がすいた時のおやつにぴったり。絶景を見ながら味わいたい。

西穂高口駅で販売する飛騨牛コロッケ。サクサクでじゃがいもの甘みと肉のうま味がぎっしり、小腹がすいた時のおやつにぴったり。絶景を見ながら味わいたい。

行

◎車の場合/東海北陸自動車道「高山西IC」より70分
◎電車の場合/JR高山線高山駅下車、名古屋から約2時間。濃飛バスで約1時間30分。

高山市奥飛騨温泉郷新穂高(新穂高ロープウェイ)


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取材担当者から

奥飛騨温泉郷の5つの温泉の中でも最奥にある新穂高温泉。眼前にそそり立つ雄大な穂高連峰は、いつの時代もアルピニストや文人の心をかきたてるものだ。時に険しく、時に優しく、山はいつでも時代の移ろいを静かに見守っている。ところで新穂高温泉の中でも、氷壁に登場する湯宿のみが白濁した温泉なんだそうだ。ぜひ入ってみたい。

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