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石川県珠洲市 キリコ 能登の男たちの祭魂に出会う

盆や正月に帰れなくても、キリコ祭りには帰って来い

高さは約6mで20人くらいで担ぐ。中には15~16mを100人以上で担ぐキリコもある。

「キリコ」とは、切子灯篭を縮めて切篭(キリコ)と書く。能登半島では7月から10月中旬までの間、半島のどこかでキリコ祭りが催されているとの話を聞いたことがある。とは言うものの、奥能登らしきとのことで、とりあえず別名軍艦島とも呼ばれる「見附島」へ。正面から見ると本当に船の先端を見ているようだ。浜からつながる踏み石を並べた細い通路を使って、ふもとまで行くことができる。高さは28m、頂上の木々から鳥の声もかすかに聞こえた。

半島の海岸線を走る1本道をさらに奥へと進む。路肩の広場に人が集まっている。その中心には何やら山車のようなものが…。ひょっとするとキリコ?場所は伏見と呼ばれる集落。そこの出身者が全国から祭りのために集まり、準備をしているところだった。ここでは、女性のような着物に刺繍入りの前掛けをして、火を点けたわらの上を神輿を担いで練り歩くという。キリコは午後4時に神様を迎えに行き、夜中に送るための行灯の役目をするらしい。それぞれ集落ごとに悪疫ばらいや占い神事、収穫祝など祭りの主旨も異なり、それぞれ各地のキリコ自慢があるとのことだ。「ぜひ、2日後の祭りを見ていってほしい」と言われたが、断念せざるを得なかった。能登の人は、「盆や正月に帰れなくても、キリコ祭りには帰って来い」といわれるほどこの祭りに熱い想いが寄せられている。ぜひ、祭りを見てみたいものだ。(取材日:2006年9月21日)

知 珠洲は珪藻土の埋蔵量全国一。水中で繁殖する藻の一種である(珪藻)が、海や湖の底に沈んで、長年の間にできた一種の化石(けい殻)。珪藻土は七輪をつくる原料で、他の地域は練った土をプレスするのに対して、珠洲は良質な土のため、切り出した土をそのまま削ってつくるのが特徴。

珠洲は珪藻土の埋蔵量全国一。水中で繁殖する藻の一種である(珪藻)が、海や湖の底に沈んで、長年の間にできた一種の化石(けい殻)。珪藻土は七輪をつくる原料で、他の地域は練った土をプレスするのに対して、珠洲は良質な土のため、切り出した土をそのまま削ってつくるのが特徴。

試 波はいつも穏やかとのことで、踏み石を渡ることにしたが、海草が石に絡まり、滑りやすいので注意。

波はいつも穏やかとのことで、踏み石を渡ることにしたが、海草が石に絡まり、滑りやすいので注意。

楽 伏見のキリコを正面から見る。神様の足元を照らす行灯の役目らしく、本体の他にたくさんの提灯が。

伏見のキリコを正面から見る。神様の足元を照らす行灯の役目らしく、本体の他にたくさんの提灯が。

行

◎車の場合/北陸自動車道「金沢東IC」~能登道路~能越自動車道「能登空港IC」より約90分

石川県珠洲市宝立町(見附島)
石川県珠洲市三崎町伏見(伏見)


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取材担当者から

見附島に到着したのは朝8時。偶然見つけることができたキリコは10時くらいだったと思う。東京勤務の地元出身青年は、昨晩9時に家を出て故郷に着き、そのまま朝から準備しているという。彼は「能登は祭りの国」と胸を張って言い切った。また、わざわざ公民館まで取りに行って昨年のアルバムを見せていただいたのも祭りに対する情熱が半端ではないことがうかがえた。

みんなのクチコミ情報

石川県珠洲市伏見の祭りを見に行きました。
キリコ祭りは最高です。クライマックスの入り宮は迫力満点です。燃え盛る火の中を神輿とキリコと呼ばれる山車?が暴れ廻る姿は勇敢です。
男性も女性もドテラと呼ばれる着物を着て町中を練りまわっていました。また、来年も行きたいです。
9月21日が毎年の祭礼の日です。

きよぽん | 2009年09月22日 21:52

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