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三重県鳥羽市 自家発電の宿 料理とサービスが好評の「戸田家」は先端のコージェネシステム採用

燃焼エネルギーを電力や温水など2つ以上のエネルギーに

送迎用のレトロなボンネット型バスは、旅館で使った天ぷら油の廃油で動く。

近鉄鳥羽駅を降りると、左手にひときわ大きな建物が見える。開業60年を迎える「戸田家」だ。伊勢に割烹料理店を開業したのが始まりとするならば170年の老舗である。旅行会社の評価も高く、連日多くのお客さんが訪れる人気ホテル旅館であるとともに、「ごみゼロ社会」を推進している企業でもある。

大量に出る旅館の生ごみの処理を自社で研究開発し、実際に生ごみを堆肥に変え、それを取引先の茶畑の堆肥として利用している。さらに養殖魚の餌にできれば…ということも研究中とのことだ。また、コージェネシステム(燃料を燃やして得られるエネルギーを電力や温水など2つ以上のエネルギーとして出力する)で発電し、館内の電気70%をまかない、その余熱でお風呂のお湯にも利用している。こういった「生ごみリサイクル」のほかにも、送迎バスの燃料も旅館で使用した天ぷら油の廃油を使用するなど徹底している。

和ダイニングでお客前料理プランで楽しみ、風流野天風呂で癒した翌日、恐竜の化石が発見された安楽島町の海岸へ行く。白亜紀前期の地層から大型の竜脚類に属する恐竜の脚の骨や脊椎など多数の化石が発見され、発見地にちなんで「鳥羽竜(とばりゅう)」と呼ぶそうだ。さらに鳥脚類「イグアノドン科」の恐竜の足跡も発見されたという。(取材日:2006年10月1日)

調 安楽島の海岸の石をよくみると、小さな化石がすぐ見つけられる。写真の石の三日月形に見えるのは2枚貝の化石。真横からの形は、地層が90度ねじれたからだろう。

安楽島の海岸の石をよくみると、小さな化石がすぐ見つけられる。写真の石の三日月形に見えるのは2枚貝の化石。真横からの形は、地層が90度ねじれたからだろう。

知 伊勢エビの殻も堆肥や電力の元になるエネルギーだ。

伊勢エビの殻も堆肥や電力の元になるエネルギーだ。

癒 男女野天風呂のほかにも5つの無料貸切風呂や足湯もあり、これもコージェネシステムによる余熱利用だ。

男女野天風呂のほかにも5つの無料貸切風呂や足湯もあり、これもコージェネシステムによる余熱利用だ。

行

◎車の場合/伊勢自動車道「伊勢西IC」より約30分
◎電車の場合/近鉄鳥羽線「鳥羽」駅・JR参宮線「鳥羽」駅より徒歩約3分

三重県鳥羽市鳥羽1丁目24-26(戸田家)


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取材担当者から

鳥羽で一番立派な高級旅館というイメージの「戸田家」さんだが、生ごみのリサイクル化でも有名な旅館。まさに「鳥羽の顔」として、今後もますますの発展をされるようエールを贈りたい。でも、真夜中3時に撮影した野天風呂、最高だったなぁ。

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