年間通じて鑑賞できるチューリップ
庭のチューリップのつぼみがふくらみ始める頃、砺波のチューリップはやっと芽が出たくらいだ。大地一面に赤や黄色のじゅうたんが広げられているように見える砺波はチューリップの生産地として有名だ。チューリップは1554年、オーストリアの駐トルコ大使ブスベックがイスタンブールの畑に栽培されているのを見てヨーロッパに持ち帰ったとされる。チューリップの種類は現在約2000種。富山県では約50種を出荷しているという。冬の砺波は積雪が多く、秋に植えられた球根が0℃という温度で保護され、晴天が続き日照時間が長い春には球根がよく太り、豊富な雪解け水がチューリップを育てるのに十分な水が得られるという好環境らしい。
毎年4月下旬から5月上旬に開催される「となみチューリップフェア」では希少品種も含め、500品種くらいのチューリップがチューリップ公園の花壇に咲き乱れる。花市場をはじめチューリップ狩りや押し花体験などのイベントも開催されてにぎわうが、チューリップ四季彩館ではチューリップを年間通じて観ることができる。ここはチューリップの歴史から文化まで紹介されているテーマ館で、砺波地方で保存されている1000品種の花の写真や、15種類に分類されているチューリップの展示は興味深い。館内のチューリップスクエアの花はアイスチューリップと呼ばれ、球根を土に植えたまま冷凍保存され、それを取り出して開花した各種のチューリップが寄せ植えされており、充分に楽しむことができる。やはり砺波はチューリップで一杯の町だ。




















