吐息と湯気と大鍋の湯気にほっこり温泉街
北陸道を通り加賀温泉郷へ。良く晴れた絶好の行楽日和だ。心配していた紅葉も今年は色づきが遅いらしい。向かった先は山代、粟津と並ぶ名湯・山中温泉。
休日のにぎわいを予想していたのだが、宿泊した場所が観光地の中心から少し離れているせいか、落ち着いた雰囲気で静かに暮れていく秋の情緒を楽しむことができた。夕食は冬の日本海の味覚を十二分に楽しみ、明日の予定を立てる。知らず知らずのうちに3度も温泉に足を運んでしまい、文字通り骨抜きになった。
山中温泉は「奥の細道」の芭蕉の句にも詠まれ、ほのかな香りが特徴の湯。山に囲まれた温泉街で、大聖寺川沿いに広がる鶴仙渓の景観が有名だ。街を散策すると山中温泉の総湯「菊の湯」の前には温泉の噴水が。ここは男湯と女湯は別の建物となっている。脇には足湯もあり、多くの人が山中の湯を楽しんでいる。そこから続く「ゆげ街道」は情緒あふれる建物が並び、山中の漆器や九谷焼なども購入できる。
500メートルほど歩くと鶴仙渓に出る。色鮮やかな木々の彩りが美しい自然美をつくりあげている。「こおろぎ橋」の下では穏やかな流れを見せる大聖寺川も「あやとり橋」の辺では荒々しい表情を見せる。川面は、かなりの高低差だが、適度な運動とともに、温まった体が晩秋の寒さを忘れさせてくれた。




















