【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【岐阜】高山の民宿 ネットでPR、外国人増

【岐阜】高山の民宿 ネットでPR、外国人増

ジャンル・エリア : 岐阜  2009年01月07日

いろりを囲んで談笑する外国人観光客。和風の内装や家庭的な雰囲気が人気を集める=高山市総和町の桑谷屋で

いろりを囲んで談笑する外国人観光客。和風の内装や家庭的な雰囲気が人気を集める=高山市総和町の桑谷屋で

 円高や世界的不況の影響で外国人観光客が減少している高山市で民宿が健闘している。インターネットを活用したPR戦略で、家庭的な雰囲気や宿泊料の安さといった魅力が外国人に知られるようになり、円高が進んだ昨年末に外国人が増えた宿もある。

 
 同市総和町で民宿・桑谷屋を経営する高垣義信さん(55)は「円高の影響はない」と言い切る。宿泊客の8割は欧州や豪州などからの外国人。花を生け、いろりを構えた和風の内装や家庭的な雰囲気が好まれて外国人客が伸び続け、昨年12月は前年同月比で倍になったという。

 高垣さんが代表理事を務める飛騨高山民宿協同組合(25軒加盟)は2002年、ホームページ(HP)を開設。英語版も同時に作り、外国人観光客の獲得に乗り出した。高垣さんは「小さい宿でもネット社会では大手にひけをとらない」と胸を張る。観光名所「古い町並み」にある上野屋の上野のり子さん(61)は、5年ほど前に独自のHPを開設。英語版も作った。外国人は3年ほど前から増え始め、今では欧州を中心に全体の3分の2を占める。予約のほとんどはメール。上野さんは「気軽な感じが受けていると思う」と話す。

 円高と世界不況で、市内の大型ホテルは苦戦を強いられている。台湾人ツアー客を中心に外国人が3割を占めるというホテルアソシア高山リゾートでは、昨年11月から外国人が減少。12月は前年同月比で半減に近い状態という。

 政府の統計では、外国人観光客は昨年8月から前年比マイナスになり、11月の推計では観光以外も含めた来日数が前年同月比2割減と大幅に落ちた。高山もここ数年、外国人が急増し、08年は過去最高の約15万人に達するとみられるが、昨秋以降の落ち込みは深刻。それだけに、民宿の奮闘は注目されそうだ。

 (南拡大朗)

旅コラム
国内
海外