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【富山】高岡 東海北陸道全通から半年 観光客は大幅増 宿泊数伸び悩み

ジャンル・エリア : 富山  2009年01月07日

瑞龍寺 前年同期比60.5%↑
高速バス ビジネス利用いまひとつ

 東海北陸自動車道が昨年七月に全線開通してから半年が経過した。高岡市では観光客の入り込みが大幅に増えた一方で、宿泊客が伸び悩んでおり、観光施設などと宿泊業者の間で明暗が分かれている。 (加藤祥子)

 
 橘慶一郎市長は六日の定例会見で「高岡で宿泊というよりも、ここを起点や終点にして氷見や能登、立山・黒部などいろんな所に行ってもらいたい」と東海北陸道を生かした観光拠点都市を目指す考えを示した。

 市によると、東海北陸道全通から五カ月間の観光客数は国宝瑞龍寺で前年同期比60・5%、高岡大仏で同72%のいずれも増。瑞龍寺を含め市内十一カ所の名所旧跡は同25・7%の増だった。市営駐車場利用の大型バス台数も同55・8%と増えた。

 全通効果が薄いのが市中心部のホテルや旅館。宿泊数は前年同期比4・3%増にとどまっている。

 中心部の老舗ホテルは「愛知県一宮方面からぱらぱらと来るが、宣伝力不足。宿泊は氷見方面に奪われているようだ」と期待外れの様子。実際、氷見に近い伏木・太田地区の旅館は「東海地方からの宿泊客はゼロに近かったが、全通後、団体の宿泊が増えた」と歓迎する。

 東海北陸道を利用する高速バスの運営会社も思ったような成果を挙げられていない。ある会社は「一日平均の利用者は休日が二十人以上、平日だと十二、三人。ビジネス客が少ない」と苦しげだ。

 全通の影を冷静に見つめる人も。高岡大仏がある大仏寺の北角良粋住職(67)は「お参りではなく“見学”は増えた。純粋に大仏様をお参りし、回廊の中まで入ってくれる人は少ない。トイレ休憩だけの団体もある」と駆け足の観光客が増えたことを残念がる。 

高岡なべ祭りのポスターを手にモーニングセット(手前)をPRする早川委員長=愛知県一宮市で

高岡なべ祭りのポスターを手にモーニングセット(手前)をPRする早川委員長=愛知県一宮市で

名物小倉トーストにゆで卵…
一宮のモーニング登場
10、11日日本海高岡なべ祭り

 「モーニングサービスのまち」として売り出している愛知県一宮市の一宮商工会議所青年部が、十、十一両日に高岡市中心街で開かれる「第二十三回日本海高岡なべ祭り」(中日新聞社特別協力)で一宮モーニングセットを販売する。東海北陸自動車道の全線開通などで交流を深める両市の“味の競演”が人気を呼びそうだ。

 一宮商議所と高岡商議所は友好提携しており、青年部同士も既に両市の名物行事である七夕祭りで相互に行き来して交流を深めている。

 一宮商議所青年部がモーニングセットを一宮市外でPRするのは初の試み。なべ祭りではコーヒーに小倉トーストやゆで卵、高岡名物のコロッケを付けたセットを四百円で五百食分販売する。

 青年部一宮モーニング特別委員会の早川一三委員長(46)は「北陸に一宮の名を広め、モーニングの魅力を知らせたい」と意気込んでいる。

 問い合わせは、なべ祭り実行委員会=電話0766(20)0555=へ。

  (藤原啓嗣)

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