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【長野】岳沢ルートの利用把握へ 登山者数計測器を設置

ジャンル・エリア : 甲信越  2009年01月20日

岳沢ルート登山口にも設置を計画している計測器(右端)=松本市安曇上高地で(環境省上高地自然保護官事務所提供)

岳沢ルート登山口にも設置を計画している計測器(右端)=松本市安曇上高地で(環境省上高地自然保護官事務所提供)

 環境省上高地自然保護官事務所(松本市安曇)は、北アルプス・岳沢の上高地側登山口に、登山者を数える計測器の設置を計画している。前穂高岳と上高地をつなぐ岳沢ルートの利用実態を把握し、これからの整備の参考にする考えだ。

 
 同ルートは2006年、山小屋「岳沢ヒュッテ」が雪崩で倒壊。その後、山岳関係者や行政が常設トイレの建設など整備のあり方を検討しているが、判断材料となる利用者数のデータが少なく、議論は進んでいない。

 計測器は、06年から上高地の遊歩道沿い3カ所に設置しているものと同型。赤外線の反射を感知して通行人の数と方向、日時を記録する。近年は岳沢に日帰りで登る外国人が増えており、計測値と山小屋の宿泊者数とを照らしてルートの利用実態を分析する。

 5月の大型連休前に設置したい考えで、広野行男自然保護官は「精度を検証しながら数年間のデータを集め、公園整備に活用したい」と話した。

 同ルートは、穂高連峰の登山者に人気がある一方、遭難の危険性も高い。貴重な休憩地点、救助基地として機能し、登山道の維持管理も担った岳沢ヒュッテが倒壊後、経営者一家は再建を検討したが断念している。

 (福岡範行)

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