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【富山】曽根崎心中の完本 歴史的意味 解説へ 黒部市歴史民俗資料館

ジャンル・エリア : 富山  2009年02月20日

黒部市立図書館で見つかった「曽根崎心中」の初版本

黒部市立図書館で見つかった「曽根崎心中」の初版本

あす特別講演

 黒部市立図書館で見つかった近松門左衛門の人形浄瑠璃「曽根崎心中」の初版本の完本について、市歴史民俗資料館うなづき友学館で21日午後1時半から、完本を鑑定した研究者による特別講演会が開かれる。

 
 「黒部本」と呼ばれるこの完本は二十五丁(50ページ)で、同市の旧家が市立図書館に寄贈した古文書資料の中から発見された。昨年11月に園田学園女子大学近松研究所(兵庫県尼崎市)の乾安代所長らが鑑定し、大阪府立中之島図書館所蔵の初版本「中之島本」と比較した結果、1703(元禄16)年刊行の初版正本の完本と正式に確認された。

 黒部本は水にぬれるなどして保存状態は良くなかったが、乾所長は「話の大事な部分が一丁(2ページ)欠けた中之島本と違い、初めて完本として見つかった意義は大きい」と話している。

 講演会では、乾所長が曽根崎心中のあらましなどを語る。乾所長は「初版本が流通した当時の上方文化の影響が北前船を通じて北陸にまで及んでいた可能性もある」と、完本が黒部市で見つかった歴史的な意味にも触れたいとしている。

 入場無料。問い合わせは、うなづき友学館=電話0765(65)1010=へ。 (平井剛)

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