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軒先に表情豊か6000体 中馬のおひなさん 愛知県豊田市の足助地区

ジャンル・エリア : 愛知  2009年02月26日

土びな会場となっている本町区民会館

土びな会場となっている本町区民会館

 江戸後期から続く町並みが残る愛知県豊田市の足助地区。長野県に塩を送る道として栄えた中馬(ちゅうま)街道の130軒余の民家や商家の軒先、本町区民会館などに、焼き物の土びなや衣装びな6000体を飾った「中馬のおひなさん」が3月8日まで開かれている。

 玄関先や縁側に出されたおひなさまは、表情豊か。「この内裏さま、うちのとそっくり」と話すお年寄りや、五人ばやしが二列に並んでいるのを見て、「あれまあ、十人ばやしだね~」と女の子連れのお母さん。

 一番古いのは新田町の「松美屋」にあるひな人形で、江戸末期という。同店はお茶屋さんだが以前は馬具店だった。土びなは明治後期から昭和初期に三河沿岸部で作られ、塩とともにこの地に運ばれ伝わったとされる。子供が誕生したときに贈る風習があった。

 約2キロの道が日祝日は歩行者天国となり、家族連れやカップルでにぎわう。道沿いには餅(もち)花、まんじゅう、五平餅、アイスクリームを売っている露店などが並ぶ。田町銀座にある「井筒亀(精肉)」はイノシシコロッケ(1個130円)が名物。行列になっていた。巴橋近くの「かあさんの店・花もみじ」は“あすけんぼう”(1本200円)が人気。うるち米に玄米を1割混ぜて蒸し、竹筒に巻き付け、玄米香煎(こうせん)をまぶして焼いたもの。同店は地元農家の朝採り野菜も即売しているが、すぐ売り切れる。

餅花なども飾られている足助の町並み

餅花なども飾られている足助の町並み

 ▼メモ 名鉄東岡崎駅から足助行きバスで香嵐渓下車。マイカーは東海環状道・豊田勘八ICか猿投グリーンロード・力石ICから国道153号で。駐車場は1回500、600円。

 期間中の土日は足助交流館で絵手紙教室(有料)、28、1日は本町区民会館で土びな絵付け実演がある。(電)0565(62)1272=足助観光協会

(中日新聞夕刊 2009年2月26日掲載)

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