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【岐阜】「位山道」石畳跡が出土 飛騨の匠の通った古代道

ジャンル・エリア : 岐阜  2009年03月27日

発掘調査で新たに見つかった石畳の道=高山市一之宮町で

発掘調査で新たに見つかった石畳の道=高山市一之宮町で

 飛騨の匠(たくみ)が都に働きに出る際に通った古代の「位山道」に敷かれた石畳の跡が高山市一之宮町で見つかった。市教育委員会の発掘調査で100メートルにわたって出土。部分的に確認されていた従来のものと合わせ、約1キロ続く石畳の姿が明らかになった。

 
 位山道は、奈良時代にできた飛騨と美濃をつなぐ官道・東山道飛騨支路の一部で、一之宮から上呂(下呂市萩原町)までの約28キロ。律令(りつりょう)時代、飛騨には産物が無く、免税の代わりに都の造営に多くの飛騨の匠が携わった。匠たちや役人が利用したことから「匠街道」「位山官道」などと呼ばれている。

 発掘調査は2007、08年に実施。石畳は坂道に敷かれていた。平安時代のものと推定される石畳のほか、轍(わだち)の跡とみられる溝も確認された。

 調査を監修した八賀晋・三重大名誉教授は「道を補修しながら利用していたのだろう。奈良時代から位山道が使われていたことがはっきりし、飛騨のルートが明確になった」と話している。

 市教委は今回の調査を機に、道の案内板や道しるべを一之宮支所から苅安峠付近にかけて4カ所に設置。09年度には下呂市の手前の「あららぎ湖」まで設けていく予定。

 (白山泉)

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