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【岐阜】岐阜善光寺の本尊、戦後初の御開帳 木製で優しい顔立ち

ジャンル・エリア : 岐阜  2009年04月06日

戦後初めて御開帳された善光寺如来像(中央)=岐阜市伊奈波通の岐阜善光寺で

戦後初めて御開帳された善光寺如来像(中央)=岐阜市伊奈波通の岐阜善光寺で

 岐阜市伊奈波通の岐阜善光寺安乗院で戦後初めて本尊の善光寺如来像の御開帳があり、多くの参拝者が、戦国時代の武将織田信長にゆかりがあるとされる「秘仏」の姿をまぶたに焼き付けた。5月31日まで続けられる予定で、無料。

 
 岐阜善光寺によると、如来像は、1567(永禄10)年に岐阜城入城した織田信長が、長野県の善光寺の本尊を迎え入れたのが由来。本能寺の変で信長が討たれた後、善光寺に戻されたが、「分身」を本尊とするようになった。戦前は旧暦の7月17日に御開帳していたが、戦後、「秘仏」として姿を見ることができなかった。

 今年は、長野や山梨など5カ所の善光寺で足並みをそろえて初めて前立本尊などを御開帳。信長ゆかりの如来像を安置する岐阜善光寺でも、これに合わせて公開に踏み切った。

 午後2時、息がかからないようにマスクをした松枝秀顕住職(66)が厨子(ずし)の扉を開けると、参拝者からどよめきが起こった。扉を開けた瞬間、松枝住職は「なんとも言えない気持ちになった」。

 本尊は高さ約40センチで「善光寺如来像では珍しい木製。細かい細工で、優しい顔立ち」(松枝住職)という。1891(明治24)年の濃尾震災後に、新しくされた台座と光背も確認できた。

 名古屋市から訪れた加藤秋子さん(88)は「立派な姿にびっくりしました。ありがたいことです」と感激した様子だった。

 (竹田佳彦)

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