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【福井】穴窯で理解、越前焼制作 「県陶芸館」改装が完了

ジャンル・エリア : 福井  2009年04月21日

鎌倉時代の穴窯をモデルにした模型。灰が降りかかり、線状の釉薬になる越前焼の特徴が分かる=越前町の県陶芸館で

鎌倉時代の穴窯をモデルにした模型。灰が降りかかり、線状の釉薬になる越前焼の特徴が分かる=越前町の県陶芸館で

 越前町の越前陶芸村の中核となる「県陶芸館」の改装が終わり、20日、関係者に事前公開された。国の重要文化財(重文)を安全に展示できるほか、穴窯を再現した模型、実演コーナーを新設し、越前焼を制作過程から視覚的にとらえられるようになった。8カ月の休館を経て、25日に開館する。

 
 鉄筋コンクリート2階建て延べ2200平方メートルのうち、展示室を中心に1080平方メートルの内装や展示方法を変えた。2階の企画展示室は火災発生時に自動的に扉が閉まり、貴重な作品の展示が可能になった。開館記念展「日本のやきもの」では、文化庁所蔵の国の重文4点を含む27点を紹介する。

 穴窯の模型は長さ約12メートル、高さ3メートル、幅2メートルの鎌倉時代の窯を断面から見られる。かめ、すり鉢約100点が収まり、焼成中の灰が釉薬(ゆうやく)になる越前焼ならではの過程を伝えている。

新設された実演コーナー。地元陶芸家が技を披露する=越前町の県陶芸館で

新設された実演コーナー。地元陶芸家が技を披露する=越前町の県陶芸館で

 1階には実演コーナーを設け、週末などは地元陶芸家のろくろをひく様子を間近に見られる。

 同館は1971(昭和46)年に開館、施設の老朽化と入館者の減少が目立っていた。4月からは指定管理者制度が導入され、2014年3月まで広告代理業「アサツー ディ・ケイ」(東京都中央区)など3社のグループが運営。同社員で館長に就任した苅田(かりた)道明さん(59)は「繰り返し来館してもらえるようもてなしの心で迎えたい。07年度の年間入館者数3万4000人を上回れば」と話した。

 (持田則子)

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