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【福井】越前和紙の歴史伝える 越前市で企画展

ジャンル・エリア : 福井  2009年05月14日

13世紀からの紙を紹介した「越前和紙の歴史を観る」展=越前市の卯立の工芸館で

13世紀からの紙を紹介した「越前和紙の歴史を観る」展=越前市の卯立の工芸館で

 企画展「越前和紙の歴史を観(み)る」が6月8日まで、越前市新在家町、卯立の工芸館と紙の文化博物館で開かれている。資料のほとんどが1940(昭和15)年ごろか、それ以前に公開されて以来という希少な展示。中世から現代までの越前和紙の歴史を伝えている。

 
 展示されているのは、同博物館所蔵などの約80点。

 館所蔵で最も古い紙は1216年、鎌倉時代の奉書(ほうしょ)紙。京都の大学教授が保管していたという。

 多彩な技術を持つ越前和紙ならではの資料も。同博物館の担当者は「アイで波、玉模様に染めた『打雲』や、『水玉』を表裏に入れた江戸中期の紙は現在では見られない技法」と話す。透かしの道具では柿渋を塗って補強した江戸後期のモミジや梅の型紙が残る。

 「お札のふるさと」のコーナーでは、日本の紙幣発行草創期の資料が並ぶ。日本で最初の藩札とされる福井藩札の江戸時代後期の用紙、明治初期の太政官(だじょうかん)札の1868(明治元)年の用紙を展示。

 1940年から50年に越前和紙の産地に置かれた大蔵省(現財務省)の抄紙部は、中国の紙幣の用紙、100円、1000円札用紙を製造。印刷前の透かし入り用紙を展示している。

 料金は2館で高校生以上200円、小中学生100円。火曜日休館。 

 (持田則子)

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