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【岐阜】岩村城郭を後世に伝えて 恵那、勉強会に住民ら

ジャンル・エリア : 岐阜  2008年05月18日

城郭遺構を説明する関口宏行さん(右端)

城郭遺構を説明する関口宏行さん(右端)

 「日本3大山城」に数えられる恵那市岩村町の岩村城跡で17日、住民らが参加した現地学習会があった。岩村城は1185(文治元)年に創建されたと伝えられ、1873(明治6)年に廃城となったが、不明な点が多い。学習会で講師を務めた城郭研究家の関口宏行さん=静岡県藤枝市=は「素晴らしい城郭遺構であり、各種資料を収集しながら後世に伝えてほしい」と強調した。

 
 関口さんは約30年前、10数回にわたって岩村を訪れ、城跡の鳥瞰(ちょうかん)図を作成している。学習会では関口さんが説明しながら、当時の藩主邸前から藤坂、土岐坂を上って城山山頂の本丸跡までを約100人が歩いた。

 岩村城の特徴である石垣遺構や、17カ所あった井戸について関口さんは「山城では全国にも例のない多さ」などと解説。本丸北東で、ひな壇上に築かれた6段の石垣を見上げながら「建築当時は6段ではなく、崩れたためこのような構造になったと思われる」などと話した。

江戸期に築かれたとされる6段の石垣(後方)などを巡る参加者=いずれも恵那市岩村町で

江戸期に築かれたとされる6段の石垣(後方)などを巡る参加者=いずれも恵那市岩村町で

 続いて岩村公民館で講演会があり、関口さんは全国各地の城郭と岩村城跡とを比較。「(岩村城跡では)地形の測量や全体の現況調査が必要。さまざまな城郭・城下の資料が地元に残っている可能性があり、収集することで城への理解を深めてほしい」などと出席した約150人に呼びかけた。

(保母哲)

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