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【岐阜】信長居館の解明に期待 岐阜公園で発掘調査開始

ジャンル・エリア : 岐阜  2008年05月20日

手作業で地中を掘り進め、信長居館跡の手がかりを探す作業員。柵の外から見学できる=岐阜市の岐阜公園で

手作業で地中を掘り進め、信長居館跡の手がかりを探す作業員。柵の外から見学できる=岐阜市の岐阜公園で

 戦国武将、織田信長の居館跡の本年度の発掘調査が19日、岐阜市の岐阜公園一帯で始まった。宣教師ルイス・フロイスが「宮殿」と称した居館は、本体の建物跡は未発見。いまだ謎の多い居館の全体像が明らかになると期待される。

 
 調査は来年3月までに5地区22カ所の385平方メートルで行う。

 この日は居館本体があったとみられる明治大帝像前など3地区8カ所で地中を掘り下げる作業から始めた。

 市教育委員会によると、重機で掘ると地層を壊し、年代を区別する土の違いを見落としかねない。作業員40人がねじりがまなどを使い、少しずつ土や石をかき分けて堀った。

 大帝像前は階段の遺構の上部にあり、何らかの建物があった可能性が高い。20年前にも調査したが、手掛かりは見つからず、今回は盛り土された場所や平地を調べる。

 三重塔下では、庭園に用いたと思われる敷石が昨年度の調査で見つかっており、周囲の3カ所に調査場所を広げた。池などを特定し、大きさなどを把握。斜面では石垣や土留めの跡を探す。

 岐阜公園では1984年に最初の調査が始まり、石垣や水路、茶室(蔵)の遺構などを発見してきた。

 市教委の高橋方紀主任は「まだ謎に包まれている部分が多く、居館の全体像をつかみたい」と話している。

 発掘現場は一般の来園者も柵の外側から見学できる。公開日は7月19日までと9月1日以降は平日。夏休み期間中の7月20-8月31日が火曜-日曜。

 (丸田稔之)

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