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【愛知】「歴史の証人」手を加えず 赤レンガ建物活用で提案

ジャンル・エリア : 愛知  2008年06月06日

「1人1人が赤レンガ建物の将来像を考えてくれれば」と話す永田創一さん=半田市榎下町の半田赤レンガ建物で<br />
「1人1人が赤レンガ建物の将来像を考えてくれれば」と話す永田創一さん=半田市榎下町の半田赤レンガ建物で

 元ビール工場で国有形文化財の「半田赤レンガ建物」(半田市榎下町)の保存とPRに努める市民グループ「赤煉瓦(れんが)倶楽部半田」は、建物の今後の活用案をまとめた。7、8両日の特別公開日に、建物内にイメージ画と見解を展示し、来場者の自由な意見を募る。

 
 赤レンガ建物は1898(明治31)年、丸三麦酒の工場として完成。「カブトビール」の名は広く知られた。戦後は食品加工会社の工場として1994年まで使われた。 

 赤煉瓦倶楽部は、これまでの特別公開で巨大な貯蔵樽(たる)の復元や資料の展示に取り組んできた。今回は建物と周辺地域の将来像を真剣に描き出すべきだとして、年明けから内部検討会で活用案を議論してきた。

 激しい議論の末に決まった案は、床を木張りにするほかは極力手を加えず、壁や天井のはがれも「歴史の証人」としてそのままに。1階に歴史展示室と音楽が流れる空間、現在は上がれない2階にコンサートが開けるイベント空間を設ける。

 館内には同倶楽部の案とともに、99年に市の検討会議がまとめた整備案や学生の研究報告も展示。来場者にそれぞれを見比べて感想を書いてもらう。

 同倶楽部の永田創一副理事長(56)は「今回の特別公開が一番気合が入った。1人1人が理想の将来像を考えてほしい」と話している。

 人気の「復刻カブトビール」も330ミリリットル500円、3本セット1700円(税込み)で販売する。

 (問)市企画課=電0569(21)3111

 (字井章人)

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