【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【長野】日野製薬が薬草園開設 木曽・御嶽神社里宮前

【長野】日野製薬が薬草園開設 木曽・御嶽神社里宮前

ジャンル・エリア : 甲信越  2009年06月09日

薬草研究のほか観光にも一役買おうと整備された薬草園。今後5年ほどの間に230種の薬草などを植えていく予定という=木曽町三岳で

薬草研究のほか観光にも一役買おうと整備された薬草園。今後5年ほどの間に230種の薬草などを植えていく予定という=木曽町三岳で

 木祖村の生薬製剤メーカー日野製薬は8日、木曽町三岳に薬草園を開設した。薬草の宝庫として知られる御岳山での薬草研究のほか、観光にも一役買おうとの狙い。今後5年ほどの間に230種の薬草や薬木を植えていく。

 薬草園は、御嶽神社里宮前にある日野製薬の社有地約1500平方メートルに設けた。ゲンノショウコ、フジバカマなどの「伝承薬」、キハダ、ホンシャクナゲなどの「高木・花木」、「ハーブ」など6つのゾーンを整備する方針で、隣接する「太陽の丘公園」や同神社を訪れた人たちなどに、自由に観賞してもらう。

 開設に当たり、県の菅平薬草栽培試験地(上田市)や県内に工場のある薬酒メーカーから、薬草計約70種を譲り受けた。開設したこの日は、日野製薬の井原正登代表取締役や、植え方の指導などで協力した県薬剤師会専務理事で県薬草指導員の小谷宗司さん(58)=王滝村=が出席し、植樹をした。

 木曽地方は、江戸時代に調査に入った尾張藩の本草学者らにより、多種多様な薬草があることが分かっている。御岳信仰の行者が薬草の使い方を住民に広め、地元の生薬企業の基盤にもなったとされる。井原氏は「薬草の宝庫である木曽のシンボルとして御岳山の観光に訪れる人たちが憩い、薬草研究者も利用できるような場にしたい」としている。

 (森木幹哉)

旅コラム
国内
海外