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【岐阜】長良川鵜飼の歴史展示 岐阜で「うかいミュージアム」

ジャンル・エリア : 岐阜  2008年06月11日

現在の鵜飼い観覧の起源が分かる長良遊船業組合規約=岐阜市大宮町の市歴史博物館で
現在の鵜飼い観覧の起源が分かる長良遊船業組合規約=岐阜市大宮町の市歴史博物館で

 岐阜市歴史博物館で開催中の「長良川うかいミュージアム」。会場には、長良川鵜飼を文化財として見直すために岐阜市が05年と06年に行った調査で見つかった貴重な史料が数多く展示されており、1300年前が起源といわれる長良川鵜飼の歴史に触れることができる。

 
 漁業の一つとしての鵜飼いから、人に見せる観光鵜飼いへの転換点を示す一級史料は、1888(明治21)年に記された「長良遊船業組合規約」。それまで鵜匠と個別に契約していた遊船業者が、初めて組合として契約したことが記されており、このころを境に現在のような鵜飼い観覧の仕組みができあがっていったものとみられる。

鵜飼いの歴史の一端を記した貴重な資料「御猟場沿革誌」
鵜飼いの歴史の一端を記した貴重な資料「御猟場沿革誌」

 現在は廃止されたが、宮内省(現宮内庁)専用の漁場である「御猟場」について書かれた1913(大正2)年の「御猟場沿革誌」も展示。御猟場に長良川が指定された経緯や、外国の賓客がいつ訪れたかなどを詳細に記録。博物館では「少なくとも県内では鵜飼いの御猟場について、これ以上詳しく書かれた文書はない」としている。

 このほか、今と変わらない鵜飼いの様子が忠実に描かれた約300年前の江戸時代の屏風(びょうぶ)画なども。大塚清史学芸員は「これまで、岐阜市史の編さんなどで文献調査は行ってきたが、網羅しきれていなかった。大きな流れは分かっていても、今回展示したような詳細な記録が書かれた文献を分析することで、鵜飼いの歴史が明確に分かってきた」と話す。展示は7月21日まで。

 (宮畑譲)

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