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【石川】西田幾多郎館の魅力アップ 書斎『骨清窟』を移築

ジャンル・エリア : 石川  2009年06月12日

書斎の内部。愛用の机や和漢洋の蔵書が並ぶ=いずれもかほく市宇野気で

書斎の内部。愛用の机や和漢洋の蔵書が並ぶ=いずれもかほく市宇野気で

かほく市 来春の公開目指す

 
 かほく市は、地元出身の世界的な哲学者西田幾多郎の書斎「骨清窟(こつせいくつ)」を、同市宇野気の現在地から約二キロ離れた県西田幾多郎記念哲学館(同市内日角)に移築する。哲学館の魅力アップにつながり、公開、保存の両面で有効と判断した。(山森保)

 
 本年度内に移築を完了し、来年四月の公開を目指す。市議会六月定例会に提出する一般会計補正予算案に、関連費用二千七百万円を盛り込む。

 書斎は、京都市にあった一九二二(大正十一)年築の西田の居宅の一部。七四(昭和四十九)年に哲学館の前身にあたる旧西田記念館脇に移した。約二十平方メートルの洋間でペチカ付き。愛用の机や和漢洋二千冊の蔵書が当時の状態のまま残され、二〇〇三年に国登録文化財に指定された。

移築される書斎の全景

移築される書斎の全景

 〇二年の哲学館開設時にも移築が検討されたが、技術面や財政上の理由で見送られた。一方、管理の職員が哲学館に移ったため、書斎の定期公開は月二回となり、見学者は年間二百人足らずに落ち込んでいた。

 市は移築に合わせ一部修復も計画している。哲学館の大木芳男館長は「書斎は博士が西田哲学を深化させた貴重な場所。研究の息吹を来館者に感じてもらえるようにしたい」と期待している。

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