ジャンル・エリア : 岐阜 2008年06月16日

登山者の安全を祈願し練り歩く獅子舞やおかめ=濁河温泉の登山口飛騨口里宮で
岐阜県と長野県にまたがる御岳(3、067メートル)の夏山シーズン入りを告げる山開きが15日、下呂市小坂町落合・濁河温泉の登山口飛騨口里宮であり、関係者らが登山者の安全などを祈った。
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梅雨時とあって、肌寒い雨に見舞われる年が多いが、今年は心地よい風の吹く晴天。一般観光客も含め、例年より多い約200人が集まった。
里宮での神事に続いて、登山口にある鳥居の前で野村誠下呂市長らがテープカット。飛騨小坂獅子舞保存会の「金蔵獅子」が登山道を露払いし、獅子舞と天狗(てんぐ)、おかめなどの行列が約100メートルを練り歩いた。
岐阜県側の飛騨頂上(約2、800メートル)にある下呂市営五の池小屋は、今月1日から営業を始めている。
小屋付近では、来月にかけてライチョウが見られるほか、7月下旬には高山植物のコマクサが見ごろを迎えるという。
(福本雅則)