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【静岡】登呂遺跡の復元が一部完成 祭殿などを一般公開

ジャンル・エリア : 静岡  2008年07月02日

登呂遺跡の再整備工事で、一般公開を祝ってテープカットする関係者ら=静岡市駿河区登呂で
登呂遺跡の再整備工事で、一般公開を祝ってテープカットする関係者ら=静岡市駿河区登呂で

 弥生時代後期の農耕集落を伝える国の特別史跡・登呂遺跡(静岡市駿河区登呂)の遺構の復元が一部完成し、1日から一般公開が始まった。静岡市が進めている再整備事業で、全面オープンするのは2011年春の予定。(佐野太郎)

 
 市教委は、終戦直後の調査で不十分だった点を補うため、1999年度から5年間かけて再調査を実施。その結果に基づき、06年度から居住区域や水田区域の遺構を復元している。

 今回公開されたのは、特別史跡に指定されている約6万平方メートルのうち、北部の約5000平方メートル。竪穴住居3戸や高床倉庫1棟、再調査で確認された祭殿1棟などがある。

 過去の整備は遺構を傷めないために、復元建物を遺構とは別の所に建てたが、再整備では遺構の上に1メートルほど土を盛って建てた。住居のうち、火おこし体験などができる1戸は、かやぶき屋根をコンクリートでかたどった不燃構造にした。

 オープニング式典では松村英俊副市長が「1日も早く多くの人に利用してもらいたいと思い、公開しました」とあいさつ。

 また、遺跡整備委員長で、終戦直後の調査に参加した明治大名誉教授の大塚初重氏(考古学)は「登呂遺跡は戦後日本に夢と希望を与えた。最新調査に基づく村の再現に感激している。力を合わせて日本、世界の登呂にしましょう」と呼びかけた。

 登呂遺跡 弥生時代後期(2-3世紀ごろ)の農耕集落跡で、1943年に発見された。住居跡などの集落と水田が一体で、古代の農村の様子が分かる貴重な遺跡として、52年に特別史跡に指定された。かつては年間30万人超が訪れたが、佐賀県・吉野ケ里遺跡など大きな発掘が相次ぎ、来訪者数が減少している。

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