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【愛知】富山の歴史と魚、日帰りで 全通の東海北陸道ルポ

ジャンル・エリア : 愛知  2008年07月08日

高岡の鋳物発祥の地といわれ町屋建築が美しい金屋町=富山県高岡市で

高岡の鋳物発祥の地といわれ町屋建築が美しい金屋町=富山県高岡市で

 東海北陸自動車道が5日に全線開通。北陸地方が身近になり「日帰り旅行圏内」との観光PRも聞こえてくる。氷見のキトキトの(新鮮な)魚を食べたいし、歴史ある高岡の街を歩きたい。「東海北陸道で行こう」と思い立ち、6日にマイカーで富山県へ日帰りで出掛けた。

 
 一宮市内の自宅を出て午前10時すぎ、尾西インターチェンジ(IC)から同自動車道に上がる。さほど車の混雑はなく、流れは比較的スムーズだ。上下線とも観光バスがよく走っている。北上するにつれ、対面の片道1車線の所が多くなった。速度を出すのがちょっと怖い。追い越し車線がある所で後続車に譲り、休憩しながら、飛騨清見IC-白川郷IC間(岐阜県)の新開通区間に入る。

 いくつ通り抜けても、次から次へトンネルが続く。中でも10・7キロの飛騨トンネルは、走っても走っても反対側の日の光が見えない。延々とコンクリートのドームが続き、トンネル内も片側1車線の対面交通で、何か車のバランスを取るのが難しくなる感じがした。

 NEXCO中日本によると、トンネルは新開通区間に10個あり、距離にして8割以上を占める。でも、この区間の開通前に通った国道は山道で、すれ違いも難しく、時間もかかっただけに、便利さも肌で感じた。

 午後1時半、終点の富山県・小矢部砺波JCTから、そのまま延びる能越自動車道に入って北上。約30キロ走って氷見IC(富山県氷見市)で下りた。

 さあ、観光。氷見市の漁港内にある道の駅「氷見フィッシャーマンズワーフ海鮮館」に到着したのは午後2時前。富山湾の新鮮な魚介類が並ぶ。顔の大きさほどもある大きな岩ガキは今が旬。その場でレモンを搾ってもらい、生で食べると、口に海の香りが広がった。

自宅の茶室で茶釜を見せてくれる畠とき子さん=富山県高岡市で

自宅の茶室で茶釜を見せてくれる畠とき子さん=富山県高岡市で

 雨が降り始める中、海岸線沿いに南下して同県高岡市へ。瑞龍寺や古城公園、大仏などを散策し、鋳物業の発祥の地とされる金屋町を歩いた。そのうちの1軒で格子戸から、すてきな茶釜がいくつも並んでいるのを見つけ「写真を撮らせて」と思い切って訪ねた。息子さんが鋳物師を継ぐ畠とき子さん(60)が「どうぞ」と気さくに迎えてくれた。

 畠さん宅では茶道で使う茶釜をつくる。「高岡もおいしいお菓子があり、抹茶は日常的にたてますよ」。高岡の歴史や鋳物の話を興味津々で聞いているうち、いつの間にか外は真っ暗に。

 午後8時、高岡ICから能越自動車道に乗り、小矢部砺波JCTから東海北陸道へ。午後11時ごろ一宮に帰着。おいしい魚を食べ、高岡の美しいまちを歩き、優しい人たちといっぱい出会って身も心も満たされた。

 (柚木まり)

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