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【三重】志摩ブランド高める 「観光プロデューサー」の北川さん

ジャンル・エリア : 三重  2008年08月05日

観光プロデューサーとしての抱負を語る北川政久さん=志摩市役所で

観光プロデューサーとしての抱負を語る北川政久さん=志摩市役所で

 地域の観光振興のけん引役として、観光行政への助言や広域連携などに取り組む「観光プロデューサー」が、各地で活躍している。志摩市も7月1日付で、近畿日本ツーリストの北川政久さん(53)にプロデューサーを委託した。志摩の観光の課題や今後の抱負などを、北川さんに聞いた。

 
 県内の観光プロデューサーは現在6人。北川さんはこれまでにも、世界祝祭博覧会協会や、岐阜、富山両県の観光連盟に出向した経験がある。

 岐阜では飛騨地方のエコツーリズムや修学旅行の誘致に取り組み、富山では広報宣伝を中心に担当した。

 志摩には添乗員で来たことはあるが、腰を落ち着けて働くのは初めて。「第一印象は思った以上に自然が豊かで海がきれいだということ。岐阜で取り組んだエコツーリズムが頭によぎった」といい、「たとえばダイビングは、遠隔地からももっと多くの人を呼べると思う」と早くも感触をつかんだ様子。

 就任から1カ月目の現在は、観光情勢の調査や新たな企画の検討に取り組んでいる。ガソリン価格の高騰で、国内ではマイカー客の減少傾向がある一方、海外への出控えもあり、どれだけ取り込めるかが課題。「志摩では幸い近鉄特急で賢島まで来られるが、市内でも見どころが分散している。今後は駅からの2次交通の整備が重要」と語る。

 団体から個人旅行中心への観光形態の変化には「海女小屋体験や英虞湾でのシーカヤックなど、今でも手ごろな施設はある」と対応に自信を見せる。

 さらに自信があるのが、伊勢エビやアワビ、あのりふぐなどの「食」。「ブランドはできあがっている。今ある物の価値をさらに高めていきたい」と話す。

 「地元の人が地域を愛さない限り、いい観光地にはならない。地域の方々が動けるような環境をつくり、民が主体となる観光地づくりを、手を携えて進めていきたい」と力を込めた。

 (小柳津心介)

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