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ホタルの夕べ 岐阜県下呂市の「湯之島館」中庭

ジャンル・エリア : 三重  2009年06月11日

幻想的な光を放ち、ホタルが舞う湯之島館の中庭

幻想的な光を放ち、ホタルが舞う湯之島館の中庭

旅情豊かな光の舞

 岐阜県下呂市の老舗旅館「湯之島館」の中庭でホタルが舞っている。同館が中庭を流れる小川にホタルの餌となるカワニナを放ち、ホタルの幼虫も放流した。それがふ化、午後8時を回ると、庭で幻想的な光を明滅させて飛び回っている。

 ホタルはゲンジボタル。ふ化したものだけでは少ないので、6月中の毎週木曜日(雨の場合は翌日)は「ホタルの夕べ」と題し、成虫約200匹も放ち、いっそうの彩りを添えている。宿泊客はもちろん、一般来場者にも開放中。

 同館は約16・5万平方メートルの敷地に杉、ヒノキ、松、カエデなどがうっそうと茂った山を含み、大前利兼支配人は「圧倒的な緑と静けさの空間」と胸を張る。中庭にはムササビも生息、この時期は運が良ければ飛ぶ姿も見られる。1931(昭和6)年に建てられた建物は、贅(ぜい)を尽くした数寄屋造り。クラシカルな薫り漂う雰囲気で女性客や年配者に人気。別館は客室露天風呂も備えている。

 草津、有馬と並んで天下の三名泉とされる下呂温泉には、温泉を科学と文化の面から紹介する全国でも珍しい「下呂発温泉博物館」がある。各地の温泉水や温泉がつくり出す鉱物などの資料約400点を展示。楽しく温泉が学べる。

温泉のことが分かる下呂発温泉博物館

温泉のことが分かる下呂発温泉博物館

 館内には足湯・歩行浴施設もある。皆生温泉(鳥取県米子市)から来たという女性は、「向こうは海の温泉だからべとつき感があった。ここはさっぱりとした泉質がいいですね」と話していた。温泉街には無料足湯が6カ所。短パンのひざから下を赤くして歩くカップルも多く見られた。

 ▼メモ 名古屋からJR高山線の特急で約90分。マイカーは国道41号利用。下呂発温泉博物館は午前9時~午後5時開館、木曜休み。中学生以上400円、小学生200円=(電)0576(25)2462

 読者限定・湯之島館の大自然を満喫本館エコプラン1人1泊2食1万5750円。2人以上で申し込む。7月末までの平日限定5組=(電)0120(01)1261

(中日新聞夕刊 2009年6月11日掲載)

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