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【愛知】産業界の礎、桃介の歩み 名古屋で生誕140年展

ジャンル・エリア : 愛知  2008年09月10日

福沢桃介の歩みを紹介したパネルが並ぶ会場=名古屋市中区金山町で

福沢桃介の歩みを紹介したパネルが並ぶ会場=名古屋市中区金山町で

 「日本の電力王」として知られる実業家、福沢桃介(1868-1938年)の生誕140年を記念した「福沢桃介の歩み」展が9日、名古屋市中区金山町1の市都市センターで始まった。中部の産業界に残した足跡や女優川上貞奴(1871-1946年)とのロマンスなどがパネルで紹介されている。

 
 桃介は埼玉県の貧しい農家に生まれたが、その才覚を見込まれ、福沢諭吉の女婿となった。日露戦争の株式相場で巨額の富を手に入れ、実業界に進出。木曽川の水利権を取得し、岐阜県などに次々と水力発電所を建設して、現在の中部、関西電力の前身となる企業を設立した。

 その後も電気事業を背景に、三菱重工業など全国企業の工場を名古屋に誘致する一方、名古屋鉄道や東邦ガスなど中部の有力企業の設立にも携わり、現在のモノづくりを中心とする産業界の基盤を築いた。

 展示会は中部産業遺産研究会が主催。桃介の経営者像や、軽工業から重工業へ脱皮した大正期の中部の産業界の変遷、大井発電所(岐阜県恵那市)など桃介ゆかりの建築物など当時の写真や文献などを使った手作りのパネルで紹介している。貞奴と過ごした名古屋市の邸宅・二葉荘や貞奴ゆかりの寺院なども説明してある。

 28日まで。20日午後1時から会場で、作家西尾典祐氏らによる講演会「福沢桃介の生涯と功績」も開かれる。入場無料。(問)同研究会・寺沢安正さん方=電052(831)8849

 (寺本政司)

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