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【福井】日向神楽の歴史一堂に 坂井に「伝承館」完成

ジャンル・エリア : 福井  2009年09月17日

日向神楽の衣装や小物、資料など約300点を展示した館内=坂井市丸岡町の長畝日向神楽伝承館・資料館で

日向神楽の衣装や小物、資料など約300点を展示した館内=坂井市丸岡町の長畝日向神楽伝承館・資料館で

 坂井市丸岡町長畝(のうね)に伝わる日向神楽の歴史や衣装などを紹介した「長畝日向神楽伝承館・資料館」が完成した。パネルや舞に使う道具約300点が展示され、神楽の奥深さに触れることができる。お披露目を兼ねた舞は19日午後7時からと、20日午後1時半から。

 
 集会所として約30年前に建てられた建物を県や市の支援を受けて自治会が改装。木造平屋で、広さは約33平方メートル。

 日向神楽は1695(元禄8)年、延岡藩の有馬清純が丸岡藩へ移封された際、一緒に移ってきた舞人がこの地に伝えた。廃藩置県に伴って舞人も禄を失い、神楽の伝承は困難になったが、有志が神楽講を結成して引き継いできた。

 現在は神楽保存会の会員25人を中心に、毎年9月の第3土、日曜日に奉納している。展示されている資料類は、同保存会の山田正行会長が、神楽講のメンバーでもあった祖父から受け継いだ。江戸時代のものとみられる衣装用長持ちや衣装のほか、各種催しに招かれて披露した近年の記録、24番まである舞の名称、内容を説明したパネルなどが展示されている。

 山田さんは「貴重な資料の散逸を防ぐことができ、ほっとしている。後継者の育成や、舞の歴史と重要性を知ってもらうきっかけになれば」と話していた。

 資料館見学の問い合わせは、山田さん=電0776(66)3658=へ。

 (本田優子)

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