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【岐阜】銀世界で七福神大笑い 白川「こがい祭り」

ジャンル・エリア : 岐阜  2010年02月09日

七福神の装いで練り歩くメンバー=白川村荻町の合掌造り民家園で

七福神の装いで練り歩くメンバー=白川村荻町の合掌造り民家園で

 白川村荻町の合掌造り民家園で7日、養蚕の繁栄を願う昔ながらの「こがい祭り」があり、同村の平瀬はるこま愛好会のメンバーが七福神の装いで練り歩き、陽気な踊りを披露した。園内では生活用具のむしろ織りの実演もあり、白川郷の伝統的な冬の営みを紹介している。

 
 こがい祭りは村内で養蚕が盛んだったころ、初午(うま)の日に七福神や舞妓(まいこ)の装いで家々を回り春駒踊りが行われていた。伝承に努める同愛好会は毎年、初午の時期に同園で披露している。

 大黒様など手作りの衣装を身にまとった女性7人が行列。合掌家屋を背に「わっはっはー」と大きな笑い声を上げて踊り、家屋内でも繰り広げた。終了後は観光客らといろりを囲んで初午団子汁を味わって談笑した。前日の大雪で銀世界が広がり、代表の森下明子さんは「白川らしくてお客さんに喜んでもらえたのでは」と話していた。

夫婦息を合わせてむしろを織る中谷康雄さんとみす子さん

夫婦息を合わせてむしろを織る中谷康雄さんとみす子さん

 一方、むしろ織りは中谷康雄さん(79)と妻みす子さん(74)=同村芦倉=ら4人が2人ずつ交代で担当。いろりを囲む時に使う敷物をわらで織り上げる実演をしている。

 現在も織機「はたご」を持っている家はあるが、畳の普及で織っている家はほとんどないという。縦1.8メートル、横1メートルのむしろを1枚作るのは一日がかり。

 1人が長さ約1メートルの薄板「えさし」にわら数本を引っかけて機械に差し込み、もう1人がこてでわらを押さえつけて編んでいく。

 みす子さんは「親がやっていたのを思い出しながらやっている」と夫婦息を合わせて手際よく織っていた。

 実演は11、13、14、20日にもある。

 (並木智子)

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