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【愛知】佐布里梅で生キャラメル 知多で来月から限定販売

ジャンル・エリア : 愛知  2010年02月23日

「大正浪漫風」のイメージを形にした生キャラメルのパッケージ

「大正浪漫風」のイメージを形にした生キャラメルのパッケージ

 知多市新知東町の洋菓子店「ケーキハウス新栄堂」が2月、知多市商工会の協力で、地元の佐布里(そうり)梅を使った生キャラメルを完成させた。「自慢の土産物を作りたい」との意気込みが、9センチ四方のパッケージに凝縮されている。佐布里池梅まつり最終日の3月7日、会場で限定販売する。

 
 佐布里梅は明治期、地元住民が桃に梅を接ぎ木して生み出した品種。花は薄紅色、実は果肉が厚く酸味があり、主に梅干しに使われてきた。最近では、常滑市の澤田酒造が2007年、佐布里梅を純米吟醸古酒で漬けた梅酒を発売した。

 新栄堂のオーナーシェフ竹内禎実(さだみつ)さん(43)は常々、「地元では梅まつりで売ることができる佐布里梅の土産を作っていない」と残念に思っていた。そこで昨年4月から、朝市で買った佐布里梅をすりつぶすなどしてキャラメル作りを始めた。しかし加工した梅の質が安定せず、製品化に行き詰まった。商工会から新しい土産作りの話が舞い込んだのは、竹内さんが頭を抱えていた昨年の6月ごろだ。

 商工会は、梅が特産の自治体による「全国梅サミット」が08年に市内で開かれるのに合わせ、前年から2回、佐布里梅を使った土産品コンテストを実施。特選に選ばれた和菓子店が干菓子やゼリーを商品化したが定着しなかった。昨年、経済産業省「地域力連携拠点事業」の農商工連携の一環で、独自に特産品開発の模索を始めていた。

「今後も地元の食材を使った商品を開発したい」と話す竹内さん=知多市新知東町の新栄堂で

「今後も地元の食材を使った商品を開発したい」と話す竹内さん=知多市新知東町の新栄堂で

 竹内さんは「『キャラメル作りを続けなさい』と言われたように感じた」と、当時を振り返る。商工会経営指導員の松本英樹さん(37)は「竹内さんの取り組みと重なったのは偶然。新しい土産物として期待は大きい」と話す。

 拠点事業で派遣された応援コーディネーターを交え、開発は本格的に。梅の品質は、岐阜市の福祉施設が作ったジャムを使うことで安定。パッケージは市内のデザイナーと印刷業者が手掛けた。今年1月の賀詞交歓会で試作を、今月上旬には完成品を関係者に配った。

 キャラメルは8個入り600円(税込み)を200箱の限定販売。その後は毎週金、土、日曜に各30箱限定で店頭販売する。竹内さんは「独特の風味に賛否はあるが、地元にこだわった。今後も地元食材の製品を追求したい」と話す。(問)新栄堂=電0562(56)5550 

 (田中富隆)

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