【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【岐阜】伐採したら滝だらけ、観光名所に 恵那・上矢作町井沢川

【岐阜】伐採したら滝だらけ、観光名所に 恵那・上矢作町井沢川

ジャンル・エリア : 岐阜  2010年03月01日

100年以上前、近くに屋敷があったことから「元屋敷の滝」と呼ばれる滝=恵那市上矢作町で

100年以上前、近くに屋敷があったことから「元屋敷の滝」と呼ばれる滝=恵那市上矢作町で

 恵那市南部の山間地で、ごく一部の住民しか知らない滝の周囲にある樹木が伐採され、約1.4キロの間で11もの滝群が姿を現した。このため住民有志は行楽客に「滝めぐり」を楽しんでもらおうと、看板の設置や遊歩道の整備に着手。「さまざまな滝、自然が生んだ造形美を堪能してほしい」と話している。

 
 滝群があるのは、恵那市上矢作町漆原地区を流れる井沢川。国の緊急雇用創出事業で昨秋、地元の作業員が「不動の滝」周囲の樹木を伐採したところ、落差40メートルの滝の全容が姿を現したため、同所は一躍、観光名所になった。

 その後、漆原地区の住民から「井沢には幾つもの滝がある」との声が寄せられ、こちらも伐採することを決定。作業員10人が2月の20日間、岩がせり出すV字谷で滝周囲の伐採作業などを行った。

 この結果、1.4キロの間に落差数メートルの滝が11あることが分かり、一帯の名称を「井沢渓谷」と独自に命名。古老らに聞き取りなどを行うと、昔は水神さまが祭られていたことから「水神淵(ぶち)の滝」、江戸時代に租税を免除された家が近くにあったため「そうめん滝」-などと名付けられていたことも判明したという。

 伐採作業に携わり、滝の看板立て作業などに励む恵那市観光協会上矢作支部副支部長の横光八州男さん(64)らによると、この滝群の存在を知っていたのは、滝近くに暮らす人だけ。横光さんは「いろんな表情を見せる滝を見に、ぜひ足を運んでいただければ」と呼び掛けている。

 滝群は、国道257号沿いにある「喫茶らんらん」から、西へ県道を2キロ入った山間地にある。

 (保母哲)

旅コラム
国内
海外