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【富山】ハクチョウ飛来 過去最多 県内7地点、614羽の越冬確認

ジャンル・エリア : 富山  2010年03月10日

羽を休めて長旅の疲れを癒やすハクチョウの群れ=氷見市十二町潟水郷公園で

羽を休めて長旅の疲れを癒やすハクチョウの群れ=氷見市十二町潟水郷公園で

専門家指摘 温暖化で繁殖、田んぼに豊富な餌

 越冬のため県内に飛来したハクチョウの数が今冬、過去最多の614羽に上ったことが、環境省のガンカモ類の生息調査で分かった。これまでの最多の2005年度を約40羽上回った。地元の専門家らは、暖冬や地球温暖化のため、繁殖しやすくなったことなどが原因と指摘している。

 
1月中旬調査

 調査は1月中旬に全国一斉に実施。県内では、富山市山本の田尻池や氷見市十二町の市十二町潟水郷公園など7地点で数を調べた。調査を始めた1969(昭和44)年度の34羽から、約40年間で20倍近くまで増えた計算になる。

 十二町潟水郷公園で餌やりをしている氷見白鳥の会の鎌仲(かまなか)光男副会長(67)は、稲の刈り取りの機械化を原因に挙げる。「機械は手で刈るのに比べ、ハクチョウの餌となるもみが田に多く残るためではないか」と分析する。

 飛来数増加の影響については「カラスに比べ、悪影響はほとんどなく、田んぼの雑草を食べてくれるなど、喜ぶ農家もいる」とする。

 日本野鳥の会県支部の酒井昌則支部長(75)は「地球温暖化や暖冬の影響で、ハクチョウが繁殖地のシベリアなどで個体数を増やしやすくなったのが大きな原因」と指摘。「県内でも大雪の日がなくなり、田んぼで餌を自由に食べられるため、富山をすみかとして選ぶようになったのでは」と推測する。

 県内のハクチョウ飛来数は92年度に初めて100羽を超え、以降も増加傾向。 (奥村圭吾)

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