【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【富山】大口 ぱっくり 魚津水族館 ホヤ展示再開

【富山】大口 ぱっくり 魚津水族館 ホヤ展示再開

ジャンル・エリア : 富山  2010年03月11日

口(入水孔)を大きく開けるオオグチボヤ2個体=魚津水族館で

口(入水孔)を大きく開けるオオグチボヤ2個体=魚津水族館で

 魚津水族館は10日、富山湾の深海に群生する謎の生物「オオグチボヤ」(ホヤの仲間)の飼育展示を再開した。2005年から長期飼育に挑戦していて、これまでの最長記録は11カ月間。今回は状態の良いオオグチボヤ13個体を飼育展示し、記録更新を目指す。

 
 個体は1、4、6日に魚津市青島沖の水深400~450メートルの海底から刺し網で捕獲された。体長約10センチで、口(入水孔)をゆっくりと開閉する様子が見られる。

 水槽は深海の状態に近づけるため、水温2度で弱い水流を作り、深海プランクトンを1日4回、スポイトで給餌している。

 深海と海面の温度差が小さい冬に、刺し網に付着して引き揚げられた良好な個体でないと展示は難しい。生態についても不明で、飼育方法は手探り状態だ。しかし1年以上の飼育が可能になれば、富山湾の謎の生物を通年展示する見通しが開ける。

 飼育研究係員の伊串祐紀さん(26)は「水流の強さ、餌の種類や回数などを研究して、1年以上飼育できる条件を見つけたい」と意気込んでいる。

 オオグチボヤの群生地は米国西海岸のモントレー湾が有名だが、01年以降の調査で能登沖や魚津沖の深海で群生地が見つかり、富山湾も一大生息地と見なされている。 (武田寛史)

旅コラム
国内
海外