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【三重】帰郷文書まとめて公開へ 鈴鹿の光太夫記念館

ジャンル・エリア : 三重  2010年03月16日

企画展「光太夫の里がえり」をアピールするポスター=鈴鹿市役所で

企画展「光太夫の里がえり」をアピールするポスター=鈴鹿市役所で

 江戸時代、ロシアへ漂流した後、帰国を果たした鈴鹿市若松地区出身の船頭大黒屋光太夫(だいこくやこうだゆう)(1751~1828年)が、帰郷した事実を記した文書をまとめて公開する企画展が18日から、同市若松中の光太夫記念館で開かれる。

 
 開館5周年記念の一環として、市が「光太夫の里がえり」と題して開催する。普段は1、2点ずつしか展示されない帰郷文書が、まとめて公開されるのは3年ぶり。

 公開するのは、光太夫が帰国した1793年の翌年の幕府関係文書や、ともに帰国した磯吉のことが書かれた文書、帰国して10年後に帰郷と伊勢参りを果たしたことが書かれた文書など35点。主に当時の役人が記したという。

 これらの文書は1986(昭和61)年に当時の同市若松小学校長が地元の倉庫から発見。後に市文化財に指定された。

 担当する市文化課の代田美里学芸員は「帰郷文書は『罪人扱いされ、帰郷を許されなかった』とされてきた光太夫が、実は自由に行動してきた証拠。ロシアやヨーロッパのことを日本に伝えた貴重な人物であったことを多くの人に知ってもらえれば」と話している。

 企画展は入場無料で7月11日まで。開館は午前10時から午後4時まで。月、火曜日と第3水曜日は休み。今月20日と4月29日の午前10時半から、代田学芸員による解説がある。

 (村瀬力)

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