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【福井】えちぜん鉄道の三国港駅が改修完了 大正のぬくもり残す

ジャンル・エリア : 福井  2010年04月05日

(上)改修作業が完了したえちぜん鉄道三国港駅=坂井市三国町宿1で

(上)改修作業が完了したえちぜん鉄道三国港駅=坂井市三国町宿1で

 坂井市が改修を進めていた第3セクター「えちぜん鉄道」の三国港駅(同市三国町宿1)が3月13日、完成した。駅舎は大正時代に建てられた旧駅舎を引き継いだため、レトロな雰囲気がたっぷり。県内を見渡すと、大正、昭和期のぬくもりが感じられる施設があちこちにある。

 
 老朽化により改修された三国港駅。1913(大正2)年に建設された旧駅舎の梁(はり)や柱、瓦などはそのまま利用した。駅舎に入ると、木のにおいでいっぱい。えちぜん鉄道には木造駅舎が多く残っており、駅名が手書きされた看板も多い。

 改修を担当した坂井市の観光課職員は「改修前の駅舎をなるべく復元したかった。地域に親しまれ、観光ルートの要所になってほしい」と期待を寄せる。

 駅舎南側には観光情報施設があり、展示室にはえちぜん鉄道の歴史や国鉄三国支線の名残が分かるパネル展示もある。

 三国港から数百メートル離れた場所にあるのは三国昭和倉庫館(同市三国町新保)だ。昭和30~50年代の自動車や家電などが所狭しと並び、往時の日常がよみがえる。

(下)昭和期の菓子や同時期に走っていた車が並ぶ三国昭和倉庫館=坂井市三国町新保で

(下)昭和期の菓子や同時期に走っていた車が並ぶ三国昭和倉庫館=坂井市三国町新保で

 福井市下馬3の下馬中央公園には1933~97年まで走っていた福井鉄道福武線の車両が展示されている。近くを散歩していた越野守さん(74)は「通勤によく使った。時代がたつのは早いね」と語る。

 福井市月見5のおさごえ民家園には幕末に建てられ、昭和50年代まで住居として使われた古民家数軒が立ち並ぶ。すべてかやぶき屋根で、県内各地から解体、移築し、ほぼ当時の姿を再現した。従業員に依頼すれば、火を起こして暖を取れる。

 家族風呂の普及前、誰もが利用した銭湯。数年来続く原油価格の高騰や、スーパー銭湯の人気で、かつては福井市内に50軒以上あったが、現在では十数軒に減った。昭和以前の雰囲気を残す施設もあり、訪れてみるのも面白い。

 (川本光憲)

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