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歴史豊かな九度山町 和歌山県

ジャンル・エリア : 近畿  2010年04月08日

松山常次郎記念館

松山常次郎記念館

豪快 真田の武者行列

 空海の高野山開創以来、栄えてきた和歌山県九度山町。鎌倉期には同町の慈尊院から高野山への表参道「高野山町石道(ちょういしみち)」(2004年、世界遺産登録)が整備され、戦国時代は真田昌幸、幸村父子が閑居した「真田庵」などがある歴史豊かな地だ。

 同町では古くから伝わる五月人形などを見せる「町家の人形めぐり」を5月5日まで開催中。最終日は、鎧兜(よろいかぶと)の幸村や真田十勇士などの武者が練り歩く「真田祭」。「総勢500人の行列で大にぎわいします。“真田つながり”で学んだ『紀州真田そば』を提供し、町おこしにしたい」と、岡本章町長。

 休憩は古民家を利用した「まちなか休憩所」で。土産コーナーも併設。近くには海軍政務次官も務めた国会議員「松山常次郎記念館」(月、火曜休み。200円)もある。故松山氏の長女は平山郁夫画伯夫人で、故平山氏の未発表のスケッチ画などを展示していく予定。また旧萱野家「大石順教尼の記念館」(同。無料)は、1月に開設された。故順教尼は17歳の時(1905年)、殺傷事件に巻き込まれ両腕を失ったが、口に筆をくわえて描く書画を学び、同家に宿泊して高野山で得度した。ゆかりの品約60点を展示する。

展望がいい天空の車内

展望がいい天空の車内

 鉄道ファンにお薦めは、南海電鉄高野線を走る列車「天空」。橋本駅から九度山駅を経て、高野山の下の駅の極楽橋駅間19.8キロ、標高差443メートルを走る登山鉄道だ。24個のトンネル、曲線半径R=100の急カーブ、50‰(1000メートル進むと50メートル昇降する)の急坂が不動谷川沿いに続く。席が窓側を向くワンビュー座席や展望デッキが楽しい。

 ▼メモ 九度山はJR・南海橋本駅から南海九度山駅下車。マイカーは西名阪・郡山ICから国道24、370号で。町営無料駐車場あり。

 観光や、まちなか語り部(1時間半で2000円)などは町産業振興課商工観光係(電)0736(54)2019。天空は11月まで水、木曜を除き1日2往復運行。座席指定料一般500円(運賃別)。個人予約は乗車日の10日前から。グループ予約(10人以上)は14日前までなので、ゴールデンウイークはグループ予約で満員の場合も。(電)06(6643)1005=南海テレホンセンター。全般の問い合わせは和歌山県名古屋観光センター(電)052(263)7273へ。

(中日新聞夕刊 2010年4月8日掲載)

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