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【愛知】県芸大、広小路を彩る 商店街と「アートの街」づくり

ジャンル・エリア : 愛知  2010年04月11日

栄町商店街に設置された彫刻作品と5月に芸大サテライトが入るビル=名古屋市中区錦で

栄町商店街に設置された彫刻作品と5月に芸大サテライトが入るビル=名古屋市中区錦で

 県立芸術大(長久手町)が、名古屋市中区の栄町商店街振興組合と協働でアートを生かした地域振興に乗り出す。名古屋市中心部の繁華街、広小路通の中央広小路ビルに5月、ギャラリー併設のサテライトを新設。芸大の芸術活動を街中で紹介する拠点をつくり、アートの種をまく。合言葉は「芸ぶら」の街。商店街を全面支援し、アートが花開き、人が集う街をつくり出す狙いだ。 

 
 商店街は、中区の広小路長者町交差点-久屋大通の約500メートル区間で、60店が加盟するメーン通り。だが中心部でありながら地下街と比べ人通りが少なく、起爆剤が必要だった。

 商店街は芸術の街・パリのモンテニュー通りと姉妹提携の間柄にあり「世界の国際都市には芸術がある。この街そのものをアートの森にしたい」(坪井明治理事長)と、今年開かれるあいちトリエンナーレを機に、アートという概念を街の中心に据えた。

 商店街が現在、通りに掲げる旗のデザインを芸大に依頼したのが縁で、芸大側の「外部へアピールしたい」との思惑が一致。芸大は学内に教員や学生が作品展を開く芸術資料館があるが、遠方のため来場者が少ない悩みを抱えていた。

 サテライトの新設には組合も協力。ここを核に芸大が多彩な企画を考え、周辺を巻き込んだ面的な芸術活動を展開する。既に3月から、通りに教員らの野外彫刻群を設置。1年ごとの展示作品替えにも合意した。通り沿いの店舗に作品を飾る街角美術館も始める。

 磯見輝夫学長は「街の魅力を引き出す力にもなるアート。芸大の多彩な才能も見せていきたい」と話している。 

 (黒谷正人)

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