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【富山】美の系統と懐かしの生活 滑川出身洋画家の大作 市博物館で収蔵品展

ジャンル・エリア : 富山  2010年04月28日

滑川の洋画界の流れが見てとれる作品展

滑川の洋画界の流れが見てとれる作品展

明治―昭和の防火具と民具

 滑川市博物館の収蔵品展「美の小路(こみち)とくらしの民具」が開かれている。5月9日まで。「滑川の洋画の流れ」をテーマに、同市出身の洋画家11人の大作13点と、明治-昭和時代にかけて使われた懐かしい民具130点余りを展示。(武田寛史)

 
 洋画作品の展示は、同市洋画界の源流となる洋画家井黒四郎さんの油彩「八部衆」や「静物」はじめ、昭和20年代から同市の美術界をリードしてきた黒潮会メンバーの青山外二さんの油彩「あいの風41」、渡辺時雄さんの油彩「酒倉」などの作品が並ぶ。

明治―昭和時代に使われた民具が並ぶ=いずれも滑川市博物館で

明治―昭和時代に使われた民具が並ぶ=いずれも滑川市博物館で

 民具の展示では、農具や生活に使う民具、防寒具などジャンルに分けて紹介。消防法被や竜吐水(りゅうどすい)、鳶口(とびくち)などの防火具、ワラで作られている深靴や雨具「バンドリ」、飯櫃(めしびつ)入れ、昭和初期に滑川町で起きた電気争議(電燈料金値下げ運動)の際に使われたアセチレン灯、一本歯の雪下駄(げた)など珍しい物も多数。ほかにも、桶(おけ)や建具の職人、船大工が使った道具などもあり、現代では見られなくなったが、使う人へのぬくもりのようなものが感じられる道具を見ることができる。

 同博物館の白岩初志主幹(55)は「滑川の洋画の流れを作家の大作の中に見てほしい。民具展示は、使いやすさを考えて作られている懐かしい民具の中に現代では忘れられている道具の良さを思い出してもらえたら」と話す。

 開催時間は午前10時~午後6時。会期中の29日、5月3日は休館。

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