【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【愛知】母なる堀川の400年たどる 名古屋都市センター

【愛知】母なる堀川の400年たどる 名古屋都市センター

ジャンル・エリア : 愛知  2010年05月26日

貴重な史料が展示されている名古屋開府400年と流れる堀川展=名古屋市中区金山町の名古屋都市センターで

貴重な史料が展示されている名古屋開府400年と流れる堀川展=名古屋市中区金山町の名古屋都市センターで

 かつて名古屋の物流を支えてきた堀川の歴史をたどる「名古屋開府400年と流れる堀川展」が25日、名古屋市中区金山町の名古屋都市センターで始まった。堀川を開削した戦国武将福島正則の位牌(いはい)など貴重な史料が並び、主催者は「名古屋の母なる川、堀川の再生に結び付けたい」と願いを込める。 

 
 「堀川文化を伝える会」などの市民団体でつくる実行委員会が主催。同会の郷土史家沢井鈴一さん(71)が、個人や寺院などから集めた史料や写真80点と堀川にまつわる伝説を紹介したパネル50枚を展示した。

 会場は400年の時代に沿って分けられ、入り口で目を引くのは名古屋城に保管される橋の擬宝珠(ぎぼし)。1602(慶長7)年と刻まれ、城下町が名古屋に引っ越した「清須越」で移築された当時の五条橋の物だという。

 福島正則の位牌には「中貫十文字」の家紋があり、「隠れキリシタンだったのではという説もある」と沢井さん。ほかにも堀川で運んだ塩や米を扱った商家の鬼瓦や材木商の法被、堀川で捕れたハエのつくだ煮の商標など、珍しい品も多い。

 「堀川には、物流はもちろん、橋に番所がつくられた政治的な役割、花見を楽しんだ行楽地でもあり、まさに名古屋を生み育てた川」と沢井さん。だが、「そのお母さんが汚れ、泣いている」とも語り、ヘドロが堆積(たいせき)する堀川の現状を憂いた。

 展示は6月6日まで。入場無料。30日午後1時半から、同センターで沢井さんの講演会もある。

 (奥田哲平)

旅コラム
国内
海外