ジャンル・エリア : 福井 2010年06月23日

刺激を与えると、青い輪の模様が出るヒョウモンダコ=坂井市三国町の越前松島水族館で
興奮すると、体がヒョウ柄のようになり、青い輪などを浮かび上がらせる「ヒョウモンダコ」1匹が坂井市三国町の海岸で捕獲され、同町の越前松島水族館で展示されている。沖縄などの暖かい海に生息する小型タコの一種で、日本海側で見つかるのは珍しい。
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バイ貝のかご漁をしていた地元の漁師が18日、同町の福井港沖水深約15メートルで、かごに入っているのを見つけて持ち込んだ。水族館では2000年に越前町沖で捕獲されたヒョウモンダコを展示したことがあり、今回が2例目。21日から展示を始めた。
体は通常褐色で、体を縮めた様子は石のよう。しかし、刺激を与えると活発に動いて明るい黄色になり、青い輪や線が鮮やかに発色する。体長は約10センチで成体とみられる。
飼育員の小島貞昭さん(24)は「普通はサンゴ礁の海に生息する。なぜ日本海で発見されたのかは分からない」と話している。 (川口信夫)