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【滋賀】明治の三筆、日下部鳴鶴の書など寄贈 孫の暘さん、彦根城博物館に

ジャンル・エリア : 近畿  2010年07月14日

鳴鶴が82歳のころの写真

鳴鶴が82歳のころの写真

 彦根藩士の家に生まれ「明治の三筆」の1人、日下部鳴鶴(めいかく)(1838~1922年)の書や筆談書など51点を、鳴鶴の孫で外科医の暘(あきら)さん(81)=神奈川県平塚市=が13日、彦根市の彦根城博物館に寄贈した。

 
 博物館によると、鳴鶴は彦根藩で藩校の監督役などを務め、明治維新後は太政官大書記官にまでなった。42歳で退官した後は書に専念。石碑や鐘などの金石に刻まれた文字を研究する清国の金石学者、楊守敬(ようしゅけい)に学び、六朝を中心とした書体を習得。信任の厚かった大久保利通の東京の青山霊園にある神道碑の文字を手掛けるなど、鳴鶴の楷書体(かいしょたい)は近代以降の書字のモデルとなっている。

晩年の傑作といわれる書幅「青山一角」

晩年の傑作といわれる書幅「青山一角」

 この日、獅山向洋市長から感謝状を贈られた暘さんは「先祖がかかわりのあった彦根で預かっていただくことになり、感謝しています」と話した。

 寄贈品のうち、鳴鶴が80歳の長寿を祝う宴(うたげ)で披露した書幅「青山一角」や、鳴鶴が、腕を大きく回して書く「廻腕(かいわん)執筆法」で揮毫(きごう)する姿を写した写真など4点を26日まで博物館で公開する。 

  (伊藤弘喜)

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