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【岐阜】「室の泊」本画はどこに 大垣の守屋美術館で大下図を初公開

ジャンル・エリア : 岐阜  2010年07月15日

初公開される「室の泊」の大下図=守屋多々志美術館提供

初公開される「室の泊」の大下図=守屋多々志美術館提供

 大垣市出身の日本画家・守屋多々志氏(1912~2003年)の作品を集めた同市守屋多々志美術館は、3日から開催の企画展「武士の魂 鎧(よろい)・兜(かぶと) 守屋が描く武者絵」で、作品「室の泊」の元となった大下図(おおしたず)を初公開。所在不明となっている本画の情報提供を求めている。

 
 「室の泊」は1947(昭和22)年に制作され、第32回院展に出品された。6面のやや小型のびょうぶで、大きさは縦約135センチ、横360センチと推定される。舞台は平安末期ごろの瀬戸内の港。船で行き交う人や物売りなど活気あふれる様を描いている。

 守屋氏本人や家族の話で、本画は院展発表後まもなく、岐阜市内の旅館に譲られ、その後、旅館が米軍に接収されたことまでは分かっている。

 同美術館によると、守屋氏の初期の院展出品作は、戦災焼失や戦後の混乱で、所在が分からないものが多く、現在確認できているのは3点のみ。

 担当者は「戦地から生還し、再び筆をとった守屋氏が力を存分に発揮した見事な作品と推測できる。何か情報があれば一報を」と呼びかけている。

 企画展では初公開の44点を含む102点を展示。8月29日まで。火曜休館。入館料は大人300円。高校生以下無料。問い合わせは同美術館=電0584(81)0801=へ。

 (小椋由紀子)

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