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【愛知】名古屋城ふすま絵と確認 興正寺所蔵のびょうぶ2点

ジャンル・エリア : 愛知  2010年07月23日

八事山興正寺に残されていた名古屋城二之丸御殿のふすま絵(上)「唐人物図屏風」と(下)「梨木禽鳥図屏風」=いずれも名古屋市東区の徳川美術館で

八事山興正寺に残されていた名古屋城二之丸御殿のふすま絵(上)「唐人物図屏風」と(下)「梨木禽鳥図屏風」=いずれも名古屋市東区の徳川美術館で

 徳川美術館(名古屋市東区)は22日、八事山興正寺(同市昭和区)所蔵のびょうぶ2点が、かつて名古屋城の二之丸御殿で用いられていたふすまと一致したと発表した。 (小笠原寛明)

 
 ふすまは「唐人物図屏風」(市有形文化財)と「梨木禽鳥図(りぼくきんちょうず)屏風」(同)。いずれも17世紀の狩野派の作とされ、金箔(きんぱく)が張られた下地に岩絵の具で絵柄が描かれている。二之丸御殿は尾張藩主の住まいと執務の場を兼ね、びょうぶは藩主が家臣らに接見する「御対面所」で使われたとみられる。

 ふすまは明治初期に二之丸御殿が取り壊される際、御殿の備品を管理していた尾張藩士が私費で購入したと伝えられる。昭和期に藩士の末裔(まつえい)が興正寺に譲ったとされるが、同寺では詳しい経緯は把握していなかった。

 同館の原史彦主任学芸員が文献を基に調査したところ、昭和初期に歴史愛好家らが発行した絵はがきにふすまが描かれていたのを確認。絵はがきの絵柄と興正寺のびょうぶが一致したことから二之丸のふすまと判断した。

 原主任学芸員は「文献ではふすま十数枚が運び出されたとあり(調査結果が)新たな発見につながるかもしれない」と期待する。

 ふすま絵は同館で31日に始まる「大名古屋城展」に展示する。9月26日まで。観覧料は一般1200円。(問)同館=電052(935)6262

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