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【富山】縄文『小竹貝塚』出土品180点 暮らしや おしゃれ拝見

ジャンル・エリア : 富山  2010年08月05日

(上)小竹貝塚で見つかった出土品などが並ぶ会場(下)縄文人が使っていたサメの歯や骨、石製の装身具=いずれも射水市の北陸銀行新湊支店で

(上)小竹貝塚で見つかった出土品などが並ぶ会場(下)縄文人が使っていたサメの歯や骨、石製の装身具=いずれも射水市の北陸銀行新湊支店で

射水の吉久さん展示
『子どもに見てほしい』

 縄文時代前期の埋葬人骨がまとまって見つかり話題を呼んだ小竹貝塚(富山市)の遺物などを紹介する出土品展が、射水市の北陸銀行新湊支店で開かれている。貝塚に葬られていた縄文人たちの暮らしをしのばせる装飾品や道具が並んでいる。31日までの平日午前9時~午後3時に見ることができる。(森木幹哉)

 
 展示品は、県考古学会員で同市片口、和菓子店経営吉久登さん(75)の所蔵。吉久さんは中学生のころから独学で考古学に親しみ、遺跡周辺の畑などで土地所有者の許可を得て遺物を探す「表面採集」の方法で、さまざまな資料を集めてきた。

 計約180点を種類ごとに展示。小竹貝塚で出土した装身具を集めたケースには、「けつ状(けつじょう)耳飾り」と呼ばれる薄い石製の昔のイヤリングや、サメの歯で作った「垂飾(たれかざ)り」が並ぶ。吉久さんは約40年前に採集したという。

 同貝塚では、足を曲げた形や石を抱かせるなど当時の埋葬法で葬られた保存状態の良い人骨13体が見つかったと6月に発表され、考古学ファンらのロマンをかき立てた。「耳飾りなどは、あの縄文人たちの時代に使っていた物」と吉久さん。

 小竹貝塚で見つかった、動物の骨製の獲物を突き刺すやり先や釣り針のほか、射水市や富山市の別の遺跡の遺物も含めた縄文土器や石斧(せきふ)もあり、太古の生活の1端を紹介している。

 吉久さんは「日ごろ教科書の写真などでしか大昔の出土品を見る機会のない子どもたちに、実物を見てほしい」と話している。

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