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【滋賀】地元食材バイキング好評 県内の飲食店や宿泊施設

ジャンル・エリア : 近畿  2010年08月24日

JAおうみ冨士が昼食時間に開いている地域食材バイキング=守山市で

JAおうみ冨士が昼食時間に開いている地域食材バイキング=守山市で

 県産の野菜や魚などをふんだんに使った食べ放題のバイキングを企画する飲食店や宿泊施設が増えている。滋賀の食文化を次世代にも伝えたいと願う人たちの取り組みやご当地食材の魅力に気付いてサービス向上のために積極的に生かす試みもあり、利用者から喜ばれている。

 
 トマト、カボチャ、ナス、キュウリなど、旬の夏野菜を使った料理を中心に80品近くがずらり。守山市洲本町のJAおうみ冨士農産物直売所内にある「おうみんち」では、昼食時に地域食材バイキングを開いている。JA女性部のメンバーらが3年前から、地域の食文化を伝えようと地元農産物にこだわった「おふくろの味」を提供している。

 リーダーの今西昌子さん(57)は「お母さんが自分の子に食べさせてあげたいという気持ちで作っています」と話す。農産物の目利きが食材を厳選。ナスの料理なら、みそ和(あ)え、煮浸し、天ぷらなど1つの野菜で5種以上の料理を作る。サラダのドレッシングやマヨネーズも手作りするこだわりよう。「ここには野菜を食べに来る」というリピーターが多いという。

 1歳と4歳の子連れで来た栗東市の母親(31)は「いつものスーパーの野菜とは全然違う。おいしい野菜の味を子どもに覚えてほしい」と話す。

 貴重なビワマスを使った逸品や地域の祭りで食される名物のすしなど、湖国ならではの料理も出すように努めている。今西さんは「私たちの思いは食育レストランでありたい」と日々腕を振るう。

伝統野菜の料理を提供するホテルの朝食バイキング=大津市で

伝統野菜の料理を提供するホテルの朝食バイキング=大津市で

 JR大津駅南口のすぐ近くにあるホテルコムズ大津では今夏、朝食バイキングに滋賀の伝統野菜の「下田なす」と「杉谷とうがらし」を使ったメニューを新たに加えた。

 湖南市下田地域で栽培されている下田なすは、皮の柔らかさとみずみずしさが特徴で煮浸しにした。甲賀市杉谷地区産の杉谷とうがらしは、甘みがあってくせのない皮をきんぴらごぼうに混ぜた。

 きっかけは地元農産物の消費拡大を目的に開かれた県主催のビジネスマッチング。調理長の斉木満さん(55)は「味が良い上に、生産者と直接会って熱意も感じた。調理をおろそかにはできない」と話す。

 このホテルチェーンでは朝食のおいしさが売りの一つになっており、顧客の満足度の向上のため、今後も地元食材を積極的に使っていくという。

 県農業経営課によると、びわ湖バレイ(大津市木戸)の昼のバイキングや、今津サンブリッジホテル(高島市今津町今津)の夜のバイキングでも、地元食材を使った看板メニューで利用者にアピールしている。

 (林勝)

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