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落合宿と下桁橋(落合橋) 岐阜県中津川市

ジャンル・エリア : 岐阜  2010年09月09日

落合橋の跡にできている下桁橋

落合橋の跡にできている下桁橋

歴史の舞台が映画に

 本格時代劇映画「十三人の刺客」(名古屋・名駅のピカデリーほかで25日公開)。舞台は岐阜県中津川市の「落合宿」。中山道の宿場町で江戸の日本橋から数えて44番目となる。ロケは山形県などであった。

 映画は、残虐な性質で暴君ながら、次期老中となる将軍の弟で明石藩主の松平斉韶(なりつぐ)を、国の将来のため暗殺する密命を帯びた13人の男たちが落合宿を要塞(ようさい)化し、300人以上の行列に挑むという物語。

 戦いは木曽からの入り口になる落合橋を行列が通る時に爆破して退路を断つことから始まる。その落合橋があった場所を訪ねた。馬籠から歩くと、島崎藤村の「是より北 木曽路」の碑が立ち、その先に約840メートルの落合の石畳(今年、国史跡指定区域となった)が続き、難所の十曲峠を下り切ると、広重の浮世絵にも書かれた落合橋を渡って落合宿に入ることになる。

 今、落合橋は鉄製の下桁(けた)橋(約30メートル)となり、落合川に架かっている。「洪水で橋は何度も架け替えられ、中山道付け替えの原因となった。今は川床から高い位置に架けられています」と市史編さん室長の原益彦さん。上流には高さ10メートル以上のえん堤が見え、マイナスイオンが漂う。

 刺客の宿舎となった本陣は、明治14年に大修復されて残っている(非公開)。表門は加賀の前田侯から贈られている。落合宿は長さ約390メートル。常夜灯や石置きの板ぶき屋根、うだつの街並みもあって風情満点。秋風が吹くころ、のんびり歩くと癒やされそうだ。

 ▼メモ 落合宿へはJR中央線中津川駅下車、バスで約15分。マイカーは中央道・中津川ICから国道19号経由で約15分。

 9月に入って名物、栗(くり)きんとんの販売が始まり、JR中津川駅前の「市駅前観光案内所にぎわい特産館((電)0573・62・2277)では、川上屋など市内の和菓子店6店の栗きんとんが1個ずつ入っている「プチ栗きんとんめぐり」1380円が売れ筋。

 木曽川沿いの「道の駅きりら坂下」((電)同・70・0050、水曜休み)は自家栽培したソバが人気のレストランで出すB級グルメ、そばつゆをベースにした「しょうゆカツ丼」(920円)が注目を集めているほか、そば打ちや栗きんとん絞り体験などもできる。

 全般の問い合わせは、飛騨・美濃観光名古屋センター(電)052(261)2001

(中日新聞夕刊 2010年9月9日掲載)

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