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山代温泉「古総湯」 石川県加賀市

ジャンル・エリア : 石川  2010年10月07日

復元された「古総湯」

復元された「古総湯」

明治時代の浴場再現

 1300年の歴史を誇る石川県加賀市の山代温泉。総湯(共同浴場)を中心に旅館や土産物店などが並ぶ「湯の曲輪(がわ)」という風情ある風景が残る。魯山人や与謝野晶子など文人墨客に愛された地に3日、明治時代の資料を基に復元した2階建ての「古総湯(こそうゆ)」が誕生した。昨夏完成した「総湯」に続く新施設だ。事業費約3億円。

 古総湯は、こけら葺(ふ)きの屋根に外壁はヒバ。東西南北どこからでも入れる特徴的な建物で、2階は畳敷きの風通しのいい休憩所。1階の浴場は土間で囲われ、浴室と脱衣所は一体。浴室の壁面はモダンなステンドグラスとシックな拭(ふ)き漆のヒノキ張り、床は九谷焼のタイルという豪華版。

 浴槽は石造り。深さは、また下くらい。もちろん源泉掛け流し。お湯は源泉公園の泉源から引いている。カラン、シャワーの設備はなく、せっけんやシャンプーの使用は禁止。「明治当時の入浴方法を再現しています」と関係者。

ステンドグラスがおしゃれな「古総湯」内部=いずれも石川県加賀市の山代温泉で

ステンドグラスがおしゃれな「古総湯」内部=いずれも石川県加賀市の山代温泉で

 古総湯の周囲には無料足湯のある「源泉公園」や「総湯」「薬王院温泉寺」、大正時代の町家をイメージした紅殻格子の建物や池が広がる広場「はづちを楽堂」も。「はづちを」という名は、薬王院の隣にある服部神社の機織りの神様「天羽槌雄神(あめのはづちをのかみ)」が由来という。広場では第1、第3日曜午前7時から地元の農産物を売る朝市が立つ。金沢市から来ていた中年夫婦は「新米と秋野菜が目当て。風呂は後でゆっくりはしご」。

 ▼メモ 古総湯へはJR北陸線加賀温泉駅から巡回バスかタクシー。マイカーは北陸道・加賀ICから山代温泉方面へ。

 古総湯の入浴料12歳以上500円、6~11歳200円、3~5歳100円。総湯との共通券あり。午前6時~午後10時営業、第4水曜午前中のみ休み。(電)0761(76)0144

 加賀市観光情報センター(KAGA旅・まちネット)(電)0761(72)6678、石川県名古屋観光物産案内所(電)052(261)6067

(中日新聞夕刊 2010年10月7日掲載)

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