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五箇山合掌村 富山県南砺市

ジャンル・エリア : 富山  2010年10月28日

紅葉の五箇山・菅沼集落(資料)

紅葉の五箇山・菅沼集落(資料)

情緒満点 錦秋の里

 一気に涼しくなり紅葉の季節がやってきた。富山県南砺市の世界遺産・五箇山合掌村集落を囲む里山も青空の下、赤、黄に色づいてきた。初雪も近い。小春日和の1日、のんびりと…。

 集落は菅沼と相倉(あいのくら)の2カ所。紅葉のお薦め場所は菅沼。9戸の合掌造りの家屋が残っており、裏山が錦秋に染まる。五箇山民俗館と塩硝の館の間から見る眺めがいい。相倉は規模が大きく、20戸余も残っているが、落ち着いた雰囲気。残雪期には2人の娘が手をつないだような人形(雪形)が現れることで有名な「人形山」(標高1726メートル)も見える。「白川郷より観光化しておらず、静かなのが魅力」と中年の女性グループ。

 見どころは多い。紙すき体験ができる「五箇山和紙の里」や、2つの集落の間には上梨地区に国指定の重要文化財(重文)「村上家」がある。五箇山の代表的な一重四階合掌正面切り妻入かやぶき住宅で、1573~91年に建てられた。江戸時代の主産業、鉄砲の火薬となる塩硝製造や和紙作りなどの民俗資料を展示している。目の前の庄川を渡ると、加賀藩の政治犯などを閉じ込めた合掌造りの「流刑小屋」も。

村上家でいろりを囲んで当主の話を聞く

村上家でいろりを囲んで当主の話を聞く

 重文は西赤尾地区にも。五箇山最大の合掌造り家屋「岩瀬家」だ。間口26.4メートル、奥行き12.7メートル、高さ14.4メートル。総欅(けやき)造り5階建て。築300年で当時、35人が暮らしていたという。

 日帰り温泉は庄川を望む地に「くろば温泉」。夕焼けに包まれ民謡こきりこの里の情緒を心行くまで…。

 ▼メモ 五箇山へはJR高岡、砺波駅から11月末までの土日祝日に「越中飛騨周遊バス」が運行。高岡駅から白川郷・五箇山コース大人3400円、五箇山・となみ野コース同2800円。5日前までに予約(電)0763(55)1236=アローザ観光。マイカーは東海北陸道・五箇山ICから国道156号。

 名物、五箇山豆腐(堅豆腐)を使う料理を「白山百膳(ぜん)」の名称で提供する飲食店が10店。昼食にお薦め。五箇山麦屋節の里ポケットパークでは11月14日までの毎週日曜午前11時30分から「麦屋節定期公演」(約20分、無料)あり。

 問い合わせは五箇山観光総合案内所(電)0763(66)2468=村上家の隣に11月5日オープン、富山県名古屋事務所(電)052(261)4237

(中日新聞夕刊 2010年10月28日掲載)

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