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【静岡】産業や文化の最先端情報 世界お茶まつり開幕

ジャンル・エリア : 静岡  2010年10月29日

緑茶会議で専門家が議論

 28日に開幕した「世界お茶まつり2010」(同まつり実行委員会主催、中日新聞東海本社後援)の主会場となったグランシップ(静岡市駿河区池田)は、茶や茶関連商品などを販売する約200店が並んだほか、海外の茶文化などを紹介する世界緑茶会議もスタート。茶の産業、文化、学術の最先端情報であふれた。 (松本利幸)

 
 同まつりは2001年から3年ごとに静岡市内で開かれ、4回目。今回は過去最多の28カ国・地域の茶の業者、研究者、愛好者が参加した。

 世界緑茶会議は1階中ホールで、29日まで2日間の日程で始まった。6カ国の茶文化の専門家ら7人が、緑茶普及の方策について話し合っていく。

 28日は、各国のお茶の消費動向や茶文化を紹介。英国人ティーライターのジェーン・ペティグリューさんは、消費が落ち込んでいた紅茶が、健康に良くトレンディーだとして再評価されている現状を説明。茶業関係者が、若者に向けた宣伝活動に力を入れたことが背景になっているという。29日は午前10時半~午後2時、茶の新しい楽しみ方について議論する。

 同まつりは31日までの午前10時~午後5時。問い合わせは実行委事務局=電054(202)1488=へ。

銘茶カフェが盛況

琴の音色が響く中、県産緑茶と洋菓子を堪能する来場者=静岡市駿河区のグランシップで

琴の音色が響く中、県産緑茶と洋菓子を堪能する来場者=静岡市駿河区のグランシップで

 世界お茶まつり会場となったグランシップの1階大ホールの一角に、県産緑茶と一緒に節句菓子やタルトが楽しめる「銘茶カフェO-CHA」が登場し、盛況となった。

 カフェを切り盛りするボランティア団体「県お茶美さん会」によると、緑茶と菓子が味わえる900円の当日券は、用意した約80枚が開店から2時間ほどで完売した。

 同会メンバーの高柳智子さん(61)=牧之原市=は「いいスタートが切れたので週末に向けて楽しみ」と期待を寄せた。家族4人で訪れた茶農家の富田豊久さん(57)=同=は「琴の音色が和の雰囲気を醸し出していていいね」とにっこり。

 一方、6階の展示ギャラリーには、特設の茶室がお目見えした。有料の茶席体験で、そうへんりゅう代表の立石宗延さん(90)が美しい所作で抹茶をたてて、来場者に振る舞った。初めて茶席を体験したというパート社員菅野愛子さん(54)=静岡市駿河区=は「とても緊張してゆっくりお茶を味わう余裕はなかったですが、いい経験になりました」と満足そう。 (唐沢裕亮)

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