【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【愛知】交流わくわく、外国人展25周年 国際センターで19カ国の51人出品

【愛知】交流わくわく、外国人展25周年 国際センターで19カ国の51人出品

ジャンル・エリア : 愛知  2010年11月04日

作品展にかける思いを語る(左から)滝さん、ゴーターさん、ガビンズさん=名古屋市中村区の名古屋国際センターで

作品展にかける思いを語る(左から)滝さん、ゴーターさん、ガビンズさん=名古屋市中村区の名古屋国際センターで

 名古屋市中村区那古野1の名古屋国際センターで開かれている「外国人芸術作品展」は、ことしでちょうど25周年。芸術を通して国際交流をしようと、外国人のボランティアグループが中心となって運営する手づくりの展覧会だ。初回からかかわるメンバーたちは感慨深げにオープニングを迎えた。

 
 会場の一角に、知多半島の古民家を丁寧にスケッチした水彩画が並ぶ。「一つ一つがユニークで、日本の文化の重要な部分」と出品者のジェームズ・ゴーターさん(62)=英国出身、名東区。「ほとんどが空き家で、いずれ壊される。せめて絵で残したい」と思いを語る。元国連地域開発センター職員のゴーターさんは仕事の傍ら、各地に出掛けて古い建物をスケッチしてきた。作品展は、建物の魅力を訴える場でもある。

 1986年に始まった同展。出品者は、初回の7カ国12人から19カ国51人まで増えた。「外国人と日本人、高齢者と若者、芸術家と来場者。わくわくする出会いがある」とボランティアの1人、ジャニス・ガビンズさん(62)=米国出身、天白区=は話す。

 継続が危ぶまれた時期もある。共催の同センターから出ていた補助金120万円が、予算削減の影響で98年にすべてカットされた。運営費を自分たちでまかなうことになり、ポスターをやめてチラシにしたり、企業に協賛金を募ったりしてしのいだ。日本人の友人に声をかけてボランティアの数も増やした。

 今回は絵画や写真など250点を展示。静かな美術館とは様相が異なり、会場のあちこちで身ぶり手ぶりを加えた熱心な会話が繰り広げられている。

 ボランティアグループ代表の滝リンダさん(62)=フィリピン出身、瑞穂区=は「中部地方の文化やお互いの国の考え方を理解する貴重な機会。皆さんの協力を得ながら続けていきたい」と話している。7日まで。入場無料。

 (小中寿美)

旅コラム
国内
海外